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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4346】美丈夫 米一粒酒一滴 純米吟醸 山田錦(びじょうふ)【高知県】

2020.9.23 17:14
高知県安芸郡田野町 濱川商店
高知県安芸郡田野町 濱川商店

【Z料理店にて 全5回の②】

 コロナ休業から店を再開したあと、なぜか足が遠のいていた近所のZ料理店。客が減り苦しい営業を続けているだろうから行ってあげなきゃ、と思いつつ、機会がなく胸を痛めてきた。機会を見つけ、ほぼ4カ月ぶりに暖簾をくぐった。やはり客は少なく、厳しい状況がひしひしと伝わってくる。

 今回、トップバッターに選んだのは「酔鯨 純米吟醸 吟麗 summer」。続いていただいたのは「美丈夫 米一粒酒一滴 純米吟醸 山田錦」だった。このラベルを見たとき、全然似てはいないのだが、なぜか「龍力 米のささやき」シリーズのラベルを連想した。ともにインパクトがあるデザインだ。

「美丈夫」は当連載でこれまで、12種類を取り上げている。きりりとした淡麗酸味辛口酒、というイメージを持っている。「酔鯨」「司牡丹」とともに、わたくしの口に合う高知酒だ。今回の酒はどうか。いただいてみる。

 これまで飲んだ「美丈夫」ではあまり香りを意識したことはなかったが、今回のお酒は果実香をほのかに感じた。さっぱり、すっきりした口当たりで、酸が来て、辛みが来る。そして、目立たないが、旨みがじわじわと出てくる。余韻の苦みが強い。そして「美丈夫」らしくキレが良い。さっぱりした、酸が出ている淡麗軽快なお酒なので、まったく飲み飽きすることはない。食中酒に最適だとおもった。

 瓶の裏ラベルは、今回の酒のコンセプトについて、以下のように説明している。

「『米一粒酒一滴』。白米(原料米)一粒一粒をきちんと処理し、最善の処理をされた一粒のお米から最高の一滴を醸し、その一滴が集まって一杯の酒になるという意味です。原料処理が命だという、美丈夫の酒造りの基本理念です」

 裏ラベルのスペック表示は「原料米品種 山田錦100%、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合55%、アルコール分15%、製造年月2020.7」。

酒蛙

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