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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4315】若戎 本醸造 まるみえカップ(わかえびす)【三重県】

2020.8.28 16:24
三重県伊賀市 若戎酒造
三重県伊賀市 若戎酒造

【父の日プレゼント 全8回の③】

 息子が2013年から毎年、父の日に、カップ酒の詰め合わせを送ってくれる。毎年8種類ずつ。これがとても楽しみだ。ありがたい。感謝感激だ。ことしで8年目。重複したものが無いから、これで64種類。カップ酒の世界はなかなか奥が深そうだ。

「天穏」のカップを2種類いただいたあと、3種類目にいただいたは「若戎 本醸造 まるみえカップ」だった。若戎酒造のお酒は当連載でこれまで、「義左衛門 純米吟醸 ひやおろし 生詰」(当連載【296】)1種類だけ。さて、今回のお酒をいただいてみる。

 さらりとした飲み口だが、旨みがたっぷりある。甘みと酸も適度に出ており、まとまり感が抜群。やわらか、なめらかな口当たり。余韻は酸と辛み。飲み進めていくと、甘みやそれぞれの味が強めに感じられ、力強さも感じられるようになる。全体的にはいわゆる本醸造的味わいだが、旨い。香りは、アルコール感がほのか。

 ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール、精米歩合 麹米60% 掛米70%、アルコール分15度、製造年月2020.5」。このほか、ホームページでは「基本成分値 日本酒度/+1.7 酸度/1.5 アミノ酸度/1.3」と開示している。

 蔵のホームページはこの酒を以下のように紹介している。

「香りと味わい=スッキリと磨き上げられた上質の旨味。 相性の良い料理=マンボウの串焼き、伊勢海老せんべい、うな重、伊賀牛の時雨煮、伊賀米の焼きおにぎり、かた焼き」。マンボウの串焼きとは! 一般的じゃないなあ(苦笑)

 蔵のホームページによると、「嘉永6(1853)年、重藤家7代目 儀左衛門が酒造業を創業する」という記述がある。同蔵が創業した場所は、俳聖・松尾芭蕉の生誕の地。現在の社名・若戎酒造は、屋号が戎屋(えびすや)だったことと、芭蕉の「年は人にとらせていつも若戎」の句に由来する、という。

酒蛙

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