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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4297】山形正宗 純米吟醸 山田錦(やまがたまさむね)【山形県】

2020.8.14 21:05
山形県天童市 水戸部酒造
山形県天童市 水戸部酒造

【E居酒屋にて 全9回の⑨完】

 コロナ禍による非常事態宣言が解除された当地では、居酒屋が徐々に営業を再開してきている。なじみのE居酒屋も同様だ。この店は、酒の品揃えのセンスがなかなか良いので気に入っている。久しぶりに暖簾をくぐった。

「花邑」「東の麓」「白岳仙」「七本鎗」「聖」「山和」「浦霞」「伯楽星」と飲み進め、最後9番目にいただいたのは「山形正宗 純米吟醸 山田錦」だった。「山形正宗」は飲む機会が多い酒で、当連載でこれまで、12種類を取り上げている。しっかりした味わいの酒、というイメージを持っている。今回のお酒はどうか。

 表現不能な、複雑で独特な果実状の含み香。味わいの第一印象は、甘旨酸っぱい、だった。直前に飲んだ「伯楽星」も酸が良く出ていたが、それよりさらに酸が出ている。これは旨い。「伯楽星」よりもボディ感・力強さを感じるが、「伯楽星」同様、上品さを感じる。余韻の押味がなかなかいい。

 裏ラベルに書かれてい「日本酒の王道を目指す 全量純米仕込の酒蔵」が、目を引く。

 これについて、蔵のホームページは、以下のように説明している。「当蔵のお酒は、全て純米造りです。原料本来の米の旨みを十分に表現するために、2010年、日本酒造りでは一般的に添加される醸造用アルコールの使用を廃止しました。しっかりとした豊かな米の味わいがありながら、キレのある酒質を目標に醸造しております」

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、原料米 国産山田錦100%使用、精米歩合50%、アルコール分16度、製造年月2019.10」。

 酒名「山形正宗」の由来について、ウェブサイト「『日本の名酒』自宅にいながら蔵元巡りの旅」は、以下のように説明している。「1898年(明治31年)に、初代水戸部弥作によって創業されました。酒名は、銘刀正宗のようにキレのある酒、辛口の山形の酒ということのようです」

酒蛙

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