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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4291】白岳仙 特別純米 冷卸(はくがくせん)【福井県】

2020.8.8 18:42
福井県福井市 安本酒造
福井県福井市 安本酒造

【E居酒屋にて 全9回の③】

 コロナ禍による非常事態宣言が解除された当地では、居酒屋が徐々に営業を再開してきている。なじみのE居酒屋も同様だ。この店は、酒の品揃えのセンスがなかなか良いので気に入っている。久しぶりに暖簾をくぐった。

「花邑」「東の麓」と飲み進め、3番目にいただいたのは「白岳仙 特別純米 冷卸」だった。「白岳仙」は当連載でこれまで、3種類を取り上げている。

 さて、いただいてみる。香りを抑えており、落ち着いた印象。やわらか、まろやかな口当たり。そして、すぐに酸・苦・渋が出て、味が凝縮するという珍しい展開の味わい。やや軽めのきれいな味わいの中にあって、苦みが非常に強い。厚みはさほどないが、しっかりとした味わいのお酒に感じた。

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「原料米 滋賀県産玉栄100%使用、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合 麹米60% 掛米60%、アルコール分15度、2018BY 製造年月2019.08」。

 使用米の「玉栄」は愛知県農業試験場が1954年、母「山栄」と父「白菊」を交配。育成と選抜を繰り返し開発、1965年に命名された酒造好適米。現在は滋賀県を中心に栽培されている。

 酒名「白岳仙」の由来について、日本の名酒事典は、「代表銘柄の『白岳仙』は、仕込水に使われる白山山系の伏流水の白、専務の名前からとった岳、酒飲み仙人の仙に由来する」と説明している。

酒蛙

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