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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4231】魔斬 超辛口 生酛 純米大吟醸(まきり)【山形県】

2020.5.24 14:01
山形県酒田市 東北銘醸
山形県酒田市 東北銘醸

【S居酒屋にて 全12回の④】

 仕事で知り合った飲み仲間TとA、そしてわたくしと元同僚のW。この4人で飲み会を開いた。場所は銀座のS居酒屋。キャパが大きく、置いている酒の種類も非常に多い。フロアマネージャーのような方は酒にめっぽう詳しい。酒の勉強をするのにもってこいの店だ。お酒はフロアマネージャー的なSさんにすべてお任せだ。

「ゆきおんな」「初亀」「天明」と飲み進め、4番目にいただいたのは、「魔斬 超辛口 生酛 純米大吟醸」だった。東北銘醸のお酒は当連載でこれまで、15酒類を取り上げており、そのほとんどが「初孫」。このうち「初孫 魔斬 生酛純米本辛口」(当連載【844】)が「魔斬」銘柄として取り上げている。さて、今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 酒蛙「辛い。余韻も非常に辛い。キレも良い。すぱっとシャープに斬れる。口当たりはすっきり。生酛造りのお酒は、ごつくて力強いものが多いが、これはすっきり、さっぱり、軽快感もある」
 T 「力強い感じ」
 W 「辛いけど好みじゃない。辛みがストレートに来る」
 酒蛙「旨みを伴っているから、えげつない辛いだけの酒ではない。ドライ感はあるが、旨みがあるのでドライになりきれていなのが好感持てる」
 T 「う~ん、それ、よく分かる。同感」
 酒蛙「酸も奥にすこし感じる」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。「美山錦100%使用。ほのかな“かほり”と凛とした冴えた美味しさ。本格辛口のキレの良さが特長。『生酛』造りの技が叶えた辛口純米大吟醸です」

 裏ラベルのスペック表示は「アルコール分16度、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合50%」。

 酒名「魔斬」の由来について、蔵のホームページは「酒田に伝わる、主に漁師などが使う切れ味の鋭い小刀です。魔を斬ることから、魔除けの縁起物とされています」。

 この蔵の主銘柄「初孫」の由来について、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「旧庄内藩酒井家の酒井悌一郎から酒造技術を学び、『金久』(きんきゅう)という銘柄を世に送りだし、酒造会社を始めたのは明治26年のことです。昭和のはじめ、当家に長男が誕生したのを機に、みんなに愛され喜ばれるような酒にしたいと願いを込めて、酒名を『初孫』と改めました」

酒蛙

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