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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4230】天明 中取り 参号 亀の尾 無濾過生原酒 おりがらみ(てんめい)【福島県】

2020.5.22 22:00
福島県河沼郡会津坂下町 曙酒造
福島県河沼郡会津坂下町 曙酒造

【S居酒屋にて 全12回の③】

 仕事で知り合った飲み仲間TとA、そしてわたくしと元同僚のW。この4人で飲み会を開いた。場所は銀座のS居酒屋。キャパが大きく、置いている酒の種類も非常に多い。フロアマネージャーのような方は酒にめっぽう詳しい。酒の勉強をするのにもってこいの店だ。お酒はフロアマネージャー的なSさんにすべてお任せだ。

「ゆきおんな」「初亀」と飲み進め、3番目にいただいたのは、「天明 中取り 参号 亀の尾 無濾過生原酒 おりがらみ」だった。なんと、にごり酒3連発だ。曙酒造のお酒は当連載でこれまで、9種類を取り上げている。わたくしの口に合う酒が多く、好感を持っている。さて、今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 T 「飲みやすい」
 酒蛙「アルコール分を強く感じる」(じっさいは16度で強くない)
 W 「きつめ。面白い酒だ」
 酒蛙「辛みを感じる。キレが良い。おりがらみらしいマイルドな口当たりで、果実感もある」
 W 「美味しいね」
 酒蛙「品のある甘旨。そして酸と辛み。辛みがやや強く、シャープ感あり。辛口のにごり酒っていいね。実に旨い」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「亀の尾の特徴を生かした“旨”、優しく覆うような亀の尾らしい“酸”。そしてドライな酒質でのバランス感。また全体的な透明感を、より意識し製造いたしました。酒造期の出逢いに心躍る感動、私達を支えて下さる皆様へ、曙酒造のお酒を飲んで下さる皆様へ、生れ育んでくれる愛する郷土・自然へ、『感謝のハート』をしっかり胸に携え、そして世界中の頑張っている皆様へ熱いエールを込めて。“中取りシリーズ”は、個性ある米違いの新酒を酒造期【11-4月】各月でご案内。酒造期ならではのフレッシュな出逢いをご堪能下さい」。なんだか、松岡修造ばりの濃厚な熱さだ。

 裏ラベルのスペック表示は「2019年収穫*2019-20年製造、アルコール分16度、精米歩合65%、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、日本酒度+0.5、酸度1.6、使用米 亀の尾、製造年月2020.1、R1BY」。気になるのは、特定名称の区分をしていないことだ。スペック(原材料と精米歩合)からすると純米酒だが、なぜ純米酒と名乗らないのだろうか???

「天明」の中取りシリーズは、米違いで製造しており、ラインナップは零号「瑞穂黄金」、壱号「五百万石」、弐号「美山錦」、参号「亀の尾」、四号「雄町」、伍号「夢の香」。

 酒名「天明」の由来についてコトバンクは「酒名は、日の出のように世に羽ばたいてほしいとの願いを込めて命名」と説明している。

酒蛙

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