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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4178】山の井 50 あさひ 純米大吟醸(やまのい)【福島県】

2020.3.12 15:06
福島県会津郡南会津町 会津酒造
福島県会津郡南会津町 会津酒造

【B居酒屋にて 全5回の①】

 当連載「日本酒津々浦々」は、原則として同じ酒を2回載せることはしていない。ごく例外的に2回載せたものが2種類ほどある程度だ。このため常日ごろ、飲んだことがない酒を求めている。このB居酒屋は、わたくしが飲んだことがない酒が冷蔵庫に入っていることが多いので、必然的にしばしば“取材”に訪れることになる。

 店の冷蔵庫の前に立ち、飲みたい酒を選んでいたら、店長が「これ、仲居のNさんイチオシ酒です」と教えてくれたのが「山の井 50 あさひ 純米大吟醸」だった。よし、これを最初に飲もう。当連載ではこれまで、会津酒造の酒を3種類取り上げており、うち1種類が「山の井 60 山田錦 純米吟醸」(当連載【2563】)だった。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 酸をおもわせる上立ち香。旨みと酸が適度に出ており、やわらかで、やさしい口当たり。余韻は酸と辛み。マイルドで軽めのタッチの、上品感があるきれいなお酒。酸がかわいい感じで出ており、全体を調えている。

 瓶の裏ラベルに書かれている「感じるままに飲んでください」がなんだか笑える。だからわたくしも、感じるままに飲み、上記の感想を持った。

 裏ラベルのスペック表示は「「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合50%、アルコール分15度、製造年月1.10」。

 使用米の「朝日米」について、ウィキペディアは以下のように記述している。
     ◇ 
【概要】明治41年に京都府向日市で山本新次郎という農家が「日ノ出」という品種の米を栽培していた時、その中に特異な2穂を発見した。それを育て、日ノ出から連想させて「朝日」と名称を定めたが、すでに同名の品種が京都府内に存在していたため、明治44年に京都府農業試験場が「旭(京都旭)」と正式に命名した。
 大正時代に岡山県農業試験場が旭の品種改良を行ったが、岡山県内ではすでに旭という品種が別に存在していたために混同を避けるため、「朝日」という名称に決定した。 大正14年2月に岡山県の奨励品種に定められた。
 その後も岡山農業試験場は試験・品種改良を続け、「朝日47号」を分離選出した。現在栽培されている朝日の大半はこれである。
 コシヒカリ・ササニシキ・あきたこまちも品種改良をたどれば、この朝日(旭)にルーツがある。
【特徴】大粒で、適度な粘りと歯ごたえが持ち味である。また、ふくよかでほどよい甘さのある上品な味わいだといわれる。米飯の他、握り飯や寿司(握り寿司、ばら寿司など)に適している。
 中心部分に心白が少ない品種であるが、酒米としても使用される。
 欠点としては、背が高いため栽培時に倒れやすく育てにくい、脱粒しやすい等の点が挙げられる。 
【主要産地】岡山県 - 南部を中心に栽培される。アケボノ、ヒノヒカリ、雄町とともに岡山米の代表格とされている。

     ◇

 酒名「山の井」の由来について、酒販店「酒千庵水上」(石川県金沢市)のサイトは以下のように紹介している。「標高の高い山の上に蔵があり、敷地内の井戸水を使用し酒造りを行っているところから『山の井』と命名致しました」

酒蛙

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