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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4175】京の春 特別純米 京の輝 大漁旗ラベル 30BY(きょうのはる)【京都府】

2020.3.10 17:02
京都府与謝郡伊根町 向井酒造
京都府与謝郡伊根町 向井酒造

【日本酒研究会月例会 全5回の④】

 年が明け足掛け14年目に入った超長寿飲み会「日本酒研究会」。大層な会名だが、単なる飲み会。異業種間交流にもかかわらず、1回も欠かさず、こんなに長い間月例会を続けるとは、やはりみなさん、酒が好きだからだろう。

「天領盃 雅楽代」「暁 l'aube 」「フモトヰ」と飲み進め、4番目にいただいたのは「京の春 特別純米 京の輝 大漁旗ラベル 30BY」だった。「京の春」は当連載でこれまで、3種類を取り上げている。飲むのは久しぶりだ。

 このお酒を持ってくるとき店主は「京都の新しい酒米で醸したお酒です」と紹介した。その新しい酒米は「京の輝き」である。わたくしが「京の輝き」で醸したお酒を初めて飲んだのは「加佐一陽 特別純米」(当連載【3607】)。さて、今回のお酒をいただいてみる。

 酒蛙「わずかに昭和レトロ的熟成感的クラシカル香味を感じる。酸が出ている。すっきりとした口当たり。旨みがやや少なく感じる」
 H 「なぜ大漁旗に伊根とでかく書かれているんだ?」
 酒蛙「蔵が伊根町にあるからさ」
 F 「伊根町はたしか、NHKの朝ドラの舞台になった所だ」
 M 「(スマホで検索し)わっ、本当だ! 1993年の『ええにょぼ』だ」
 みんな「すげぇなFさん。よく知っているなあ。すげぇなあああ」」
 酒蛙「『ええにょぼ』は戸田菜穂主演だ。『ショムニ』の秘書役にも出た。江角マキコの敵役だ!」
 みんな「そんなの、知らなねぇよぉ!」
 酒蛙「口当たりはなめらか」

 瓶のラベルのスペック表示は「アルコール分16度、精米歩合60%、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)」。

 使用米の「京の輝き」は(独)農研機構 中央農業総合研究センター北陸研究センター/作物開発研究領域が2003年、母「収6602」と父「山形90号」を交配、育成と選抜を繰り返し開発。2014年に種苗法登録された、非常に新しい品種だ。

 酒名「京の春」の由来について、日本の名酒事典は「宝暦4年(1754)の創業。酒名は京都らしさを全国にアピールしたい、との思いでつけられたもの」と説明している。

酒蛙

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