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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4152】水芭蕉 直汲み 純米吟醸 生原酒(みずばしょう)【群馬県】

2020.2.23 11:58
群馬県利根郡川場村 永井酒造
群馬県利根郡川場村 永井酒造

【日本酒研究会月例会 全6回の③】

 足掛け13年にもおよぶ超長寿飲み会「日本酒研究会」。大層な会名だが、単なる飲み会。異業種間交流にもかかわらず、1回も欠かさず、こんなに長い間月例会を続けるとは、やはりみなさん、酒が好きだからだろう。

「明日の日本を語る酒」「聖泉 純米」「東京」と飲み進め、4番目にいただいたのは「水芭蕉 直汲み 純米吟醸 生原酒」だった。永井酒造のお酒は当連載でこれまで、「水芭蕉」2種類、「谷川岳」1種類を取り上げている。きれいで、やわらかなお酒、という印象を持っている。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 M 「ラベルがハイカラだな」
 酒蛙「旨みと酸が出ている。『水芭蕉』には、きれいな酒というイメージを持っているが、これはしっかりした味わいで、力強さも感じるよ」
 F 「いいっすね、これ」
 K 「けっこういい」
 M 「酸あり、甘みあり。とろみあり」
 K 「美味しい」
 酒蛙「旨いっ! さわやか感がある。余韻は締まった辛み」
 K 「フレッシュな酒だ」

 瓶の裏ラベルはこのお酒を以下のように紹介している。「新酒のしぼりたての生原酒をなるべく空気に触れないように、ガス感を保った状態で、瓶に直汲み致しました。フレッシュな新酒をどうぞお楽しみください」

 裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、原料米 兵庫県三木市三木別所産山田錦100%、日本酒度+2、精米歩合60%、アルコール度17%、製造年月2019.11」。酒米の王様と言われる「山田錦」、その中でも、最高ランクに格付けされているのが、兵庫県のごく一部地区で、特A地区といわれ、三木市三木別所も含まれている。三木市は山田錦の日本一の生産量を誇る。

 酒名「水芭蕉」の由来について、日本の名酒事典は「創業は明治19年。尾瀬ヶ原の湿原に群生する水芭蕉にちなんでつけられた酒名」と説明している。

 蔵のホームページは、蔵の主銘柄「水芭蕉」のコンセプトについて、以下のように説明している。

「水、米、技、全てにこだわり、丁寧に作られた日本酒『水芭蕉』です。群馬県最北部に位置する川場村で、尾瀬の大地に包み込まれるかのようにゆっくりと濾過された大自然の水や、兵庫県三木市別所地区の農家と契約栽培を行い、信頼の農家さんが丹精こめて育てたお米、山田錦を使用。明治19年より受け継がれてきた蔵人の伝統と技術が加わり、口に含んだ時にフワッと膨らみ喉を通した後にほのかな甘みが口中に広がります」

酒蛙

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