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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4134】夜明け前 純米吟醸 山田錦 ブルーラベル(よあけまえ)【長野県】

2020.2.6 14:05
長野県上伊那郡辰野町 小野酒造店
長野県上伊那郡辰野町 小野酒造店

【TU会 全4回の④完】

 2カ月に1回のペースで、M居酒屋で開いている異業種間飲み会「TU会」。今回は5人が参加、にぎやかに飲み、にぎやかに酒を論評し合った。

「桃川」「明鏡止水」「田光」と飲み進め、最後4番目にいただいたのは「夜明け前 純米吟醸 山田錦 ブルーラベル」だった。「夜明け前」は当連載でこれまで、2種類を取り上げている。久しぶりに飲む。では、いただいてみる。

 TU「甘い」
 W 「最初は甘い」
 K 「最初は一番初めに飲んだ『桃川』と似ている」
 ヨネちゃん「『桃川』よりこっちが好きだ」
 酒蛙「吟醸香はメロンに似た果実香が非常に華やか。甘みと旨みが出てきており、余韻は辛み。余韻の辛みが長い」
 W 「甘みが続きます」
 酒蛙「余韻は辛みと苦み。マイルドで、クリーミー感がある」

 ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合55%(山田錦100%使用)、アルコール分15度、製造年月1.11」

 酒名の「夜明け前」は、もちろん島崎藤村の小説の題名に由来する。酒名は、島崎藤村の長男・島崎楠雄さんによって名づけられた、という。楠雄さんは、小説「夜明け前」の舞台となった藤村生家の馬籠本陣跡(岐阜県中津川市馬籠)に藤村記念館を設立したことで知られる。酒ラベルの「夜明け前」の字も楠雄さん筆という。

 余談だが、「夜明け前」は、俳優の故・原田芳雄さんが愛飲していた酒という。

 恥ずかしながらわたくしは、小説「夜明け前」を読んだことがない。ということで、ウィキペディアのお世話になり「夜明け前」を検索してみた。そこには、以下のように書かれている。

 「日本の近代文学を代表する小説の一つとして評価されている。米国ペリー来航の1853年前後から1886年までの幕末・明治維新の激動期を、中山道の宿場町であった信州木曾谷の馬籠宿(現在の岐阜県中津川市馬篭)を舞台に、主人公青山半蔵をめぐる人間群像を描き出した藤村晩年の大作である。『中央公論』誌上に、1929年(昭和4年)4月から1935年(昭和10年)10月まで断続的に掲載され、第1部は1932年1月、第2部は1935年11月、新潮社から刊行された」

酒蛙

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