メニュー 閉じる メニュー
文化

文化

日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4118】豊久仁 純米 ひやおろし(とよくに)【福島県】

2020.1.21 14:14
福島県河沼郡会津坂下町 豊國酒造
福島県河沼郡会津坂下町 豊國酒造

【F居酒屋にて 全13回の⑧】

 仕事を通じて知り合った、気の合う仲間たちと時々飲んでいる。かれこれもう15年くらいになる。今回は8カ月ぶりくらいの飲み会だが、SNSのグループでつながっているから、“しょっちゅう会っている感が”ある。場所はF居酒屋。店主やスタッフのお人柄が素晴らしく、気持ち良く飲めるお店だ。今回は、わたくしたちのために、さまざまな酒を用意してくれた。全部飲まなければならない。

「川鶴」「月の井」「賀茂金秀」「つきよしの」「寒菊」「蓬莱泉」「奥州光」「大和屋善内」に続いていただいたのは「豊久仁 純米 ひやおろし」だった。「豊久仁」はこれまで当連載で、2種類を取り上げている。さて、いただいてみる。

 酒蛙「ばあちゃんの箪笥的な菌類的複雑な香りが印象的だ。やわらかな口当たり」
 K 「たばこ屋のおばちゃんのイメージ。このお酒、すごい。個性が強い」
 酒蛙「甘旨みと酸が良く出ており、果実をおもわせる優しい吟醸香も広がる。とくに酸がいいね。余韻の辛みが全体を引き締める」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。「自然に恵まれた会津の地で蔵元みずから杜氏をつとめ一貫して『手造り』の酒造りを行っております。酒はすべて『槽しぼり』。蔵人の手により美味しい純米酒がうまれました」

 また、蔵のホームページは「冬に仕込んだお酒が春・夏と季節の中で熟成し、爽快でまろやかな味に仕上がった純米酒純米酒です」と紹介している。

 裏ラベルのスペック表示は「アルコール分17度、原材料 米 米麹、精米歩合60%、味わい位置づけ 辛 濃、飲みごろ温度 0~5℃ 5~10℃ 常温、製造年月1.8」。使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名「豊久仁」(とよくに)は、蔵名「豊國酒造」の「豊國」(とよくに)の書き換えとおもわれる。また、ウェブサイト「『日本の名酒』自宅にいながら蔵元巡りの旅」は、酒名の由来について「『この酒を飲んで頂く方々が、良い生き方と寛大な心で末長く豊かになるように』という願いが込められているそうです」と説明している。 

酒蛙

関連記事 一覧へ