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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4117】大和屋善内 純米吟醸 夢の香(やまとやぜんない)【福島県】

2020.1.20 16:56
福島県喜多方市 峰の雪酒造場
福島県喜多方市 峰の雪酒造場

【F居酒屋にて 全13回の⑧】

 仕事を通じて知り合った、気の合う仲間たちと時々飲んでいる。かれこれもう15年くらいになる。今回は8カ月ぶりくらいの飲み会だが、SNSのグループでつながっているから、“しょっちゅう会っている感が”ある。場所はF居酒屋。店主やスタッフのお人柄が素晴らしく、気持ち良く飲めるお店だ。今回は、わたくしたちのために、さまざまな酒を用意してくれた。全部飲まなければならない。

「川鶴」「月の井」「賀茂金秀」「つきよしの」「寒菊」「蓬莱泉」「奥州光」に続いていただいたのは「大和屋善内 純米吟醸 夢の香」だった。「大和屋善内」は当連載でこれまで、2種類を取り上げている。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 K 「直前に飲んだ『奥州光』とは真逆の酒質だ」
 T 「日本のミカンのような柑橘系の香りを感じる」
 酒蛙「旨みと酸と果実系吟醸香が出ているお酒だ。口当たりはやわらかい」
 K 「この酒、美味しい」
 酒蛙「きれいな甘みがけっこう出ている。酸も良く出ており、上品感があるとともに、力強さもある」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。「会津産の夢の香を福島県酵母で仕込んだ純米吟醸です。華やかな香りと軽い甘味、口当たりの良いキレが特徴です。 杜氏 佐藤健信」

 裏ラベルのスペック表示は「アルコール分15度、原材料 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合50%、製造年月19-11」。精米歩合50%なので、純米大吟醸を名乗ってもおかしくないスペックだ。

 使用米の「夢の香」(ゆめのかおり)は、福島県農業試験場が1991年、母「八反錦1号」と父「出羽燦々」を交配、育成と選抜を繰り返し品種を固定。2000年に命名、2003年に種苗法登録された酒造好適米だ。

 この蔵の主銘柄は「峰の雪」。その由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「酒銘は俳句『四方の花慶雲燗たり、峰の雪』よりなずけました。峰は飯豊連峰を指します。その飯豊山の清冽な伏流水を仕込み水にし、会津杜氏がじっくりと醸す蔵の街の蔵元です」

 酒名「大和屋善内」は、創業者の名とのこと。

酒蛙

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