メニュー 閉じる メニュー
文化

文化

日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4105】白岳仙 純米吟醸 荒走 生酒 五百万石(はくがくせん)【福井県】

2020.1.7 16:37
福井県福井市 安本酒造
福井県福井市 安本酒造

【S居酒屋にて 全9回の⑤】

 年に1~2回飲んでいる5人グループ。もともとTとわたくしは仕事で知り合い、よく2人で飲んでいた。Tの友人が次々に加わり5人のメンバーとなった。場所は、酒の種類が非常に多い東京・銀座のS居酒屋だ。メンバーのうち2人が都合がつかず欠席。今回は3人で飲んだ。

「東鶴」「緑川」「花の香」「千代むすび」と飲み進め、5番目にいただいたのは「白岳仙 純米吟醸 荒走 生酒 五百万石」だった。「白岳仙」は、当連載でこれまで、2種類を取り上げているが、かなり前に飲んだので、味の記憶が無くなっている。したがって、予備知識無しで飲むのと同じ状況となった。

 荒走(あらばしり)は、醪(もろみ)を搾るとき、一番最初に槽口(ふなくち)から流れ出てくる、一番最初のお酒のことを言う。さて、いただいてみる。

 酒蛙「旨いっ! 舌先を、チリチリ微発泡が刺激する。フレッシュ!」
 N 「美味しい」
 T 「これ、全然いいっすよ!」
 N 「この酒はガツンと来るが、3番目に飲んだ『花の香』と同じカテゴリーの酒だとおもう。『花の香』の香りを、フォークボールみたいに、すっと落としたのが、この酒」
 酒蛙「Nさん、分かりにくいよぉ~。このお酒、キレが良い。酸がとてもさわやか。旨みもあり、フレッシュ&ジューシー。きれい感がある。これは美味しい」
 N 「酸が深いですね」

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「原料米 福井県産五百万石100%使用、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合 麹米55% 掛米58%、アルコール分15度、2019BY、製造年月2019.11」。

 蔵のホームページは、蔵が立地する場所について説明している。あの佐々木小次郎ゆかりの地という。興味深いので、以下に転載する。

「当蔵は、戦国時代に栄華を築いた、朝倉義景公のお膝元に位置します。義景公の館の奥には、一年中水を絶やさない一乗滝があり、若き佐々木小次郎が『燕返し』の技をあみだした地としても言われております。
 安本家は、現当主で四十六代目にあたり、その昔戦国時代には、農業、林業そして両替商を営む商人で現在では酒造りを営んでおります。創業 嘉永六年(1853年)」

 酒名「白岳仙」の由来について、日本の名酒事典は、「代表銘柄の『白岳仙』は、仕込水に使われる白山山系の伏流水の白、専務の名前からとった岳、酒飲み仙人の仙に由来する」と説明している。

酒蛙

関連記事 一覧へ