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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4102】緑川 ゆららか 純米 にごり 生原酒(みどりかわ)【新潟県】

2020.1.5 21:30
新潟県魚沼市 緑川酒造
新潟県魚沼市 緑川酒造

【S居酒屋にて 全9回の②】

 年に1~2回飲んでいる5人グループ。もともとTとわたくしは仕事で知り合い、よく2人で飲んでいた。Tの友人が次々に加わり5人のメンバーとなった。場所は、酒の種類が非常に多い東京・銀座のS居酒屋だ。メンバーのうち2人が都合がつかず欠席。今回は3人で飲んだ。

 最初にいただいたのは「東鶴 つるのおんがえし 純米」。2番目は「緑川 ゆららか 純米 にごり 生原酒」だ。「緑川」はこれまで、当連載で3種類を取り上げている。ものしずかで、大人しいお酒というイメージがあり、好感を持っている。自己主張する酒も好きだが、自己主張しない酒もまた、好きだ。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 酒蛙「やわらかで軽快な口当たり。しかし、にごり酒特有の味わいは強くは感じない」
 T 「酸と甘みが主張している」
 N 「懐かしい味だ」
 酒蛙「酸は、あまり主張していないような・・・」
 T 「いや、してる、してる、してるってば!」
 酒蛙「やわらかで、大人しい味わい。余韻は苦み」
 N 「不思議な味。キレが良い」
 酒蛙「口が慣れてきたら、酸がじわじわ出てきたよ」
 T 「でしょ、でしょ」
 酒蛙「甘み、旨み、酸がそれぞれ、しずかに出ている。上品な酸がいいなあ。キレも良い。きれいなお酒だ」

「緑川」に持っている、イメージ通りのお酒だった。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。「醪(もろみ)の中の澱(おり)をほんのりとバランス良く残しました。にごり酒特有の風味を持ちながらも、あと味のすっきりした純米生酒です」

 裏ラベルのスペック表示は「アルコール分17.5度、原材料 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合60%、製造年月19.11」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名および蔵名「緑川」の由来について、「日本の名酒事典」は「初代が緑を好み、町に清流魚野川が流れていたことなどからつけられた」と説明している。

酒蛙

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