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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4046】聖 生酛 GOTH 純米吟醸 火入(ひじり)【群馬県】

2019.11.21 10:36

【TU会例会 全6回の⑤】

群馬県渋川市 聖酒造
群馬県渋川市 聖酒造

 2カ月に1回のペースで、M居酒屋で開いている異業種間飲み会「TU会」。今回は7人が参加、にぎやかに飲み、にぎやかに酒を論評し合った。

「今錦」「貴」「凌駕」「永寶屋」と飲み進め、5番目にいただいたのは「聖 生酛 GOTH 純米吟醸 火入」だった。「聖」は今回の酒を含め、当連載で4種類を取り上げている。甘みがあり濃醇な酒、というイメージがある。その中で、「聖 別誂 渡舟 GOTH 純米吟醸 中取り 生酒」(当連載【3613】)と今回の酒は、生酒か火入れか、の違いだ。さて、今回の酒はどうか。いただいてみる。
 
 酒蛙「酸と甘みが出ている。ボリューム感がある」
 ST「バランスが良い。造りが上手だ」
 SG「酸っぱみと甘み」
 TU「甘みが残る」
 SD「この味わいは、近年のトレンドだね」
 酒蛙「まさしくその通り」
 W 「これ、美味しい」
 SD「これ、いい」
 U 「うん、これ、いい」
 酒蛙「酸と甘旨みのバランスが良く、甘旨酸っぱい味わい。実に美味しい」

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「アルコール度数15度以上16度未満、原材料 米(国産)米こうじ(国産米)、原料米 滋賀県『渡船』100%、精米歩合50%、酒造年度30BY、製造年月01.10」。

 ネット情報によると、使用米の「渡船」は1895年に滋賀県立農事試験場が備前雄町から選抜した系統とのこと。また「渡船」について、茨城県石岡市の酒蔵「府中誉」のホームページは以前、「幻の酒米『渡船(わたりぶね)』を復活 地元産の酒米で真の地酒をめざす」と題し、以下のように説明している。

「明治・大正期の酒米『渡船』は山田錦の親にあたる品種で、背丈が高い上に収穫時期が遅く(10月末)、病中害(ママ。病虫害だとおもう)に弱いなど栽培は容易ではないため、作付けは途絶えておりましたが、酒造りに最適な超軟質米であることが知られておりました。弊社は、平成元年、つくば市の生物資源研究所から貴重な種籾一握りを分けて頂き、全国で唯一、地元つくば山麓の谷津田で丹念に復活栽培して参りました。 この米で仕込んだ清酒『渡舟』は、他の酒米のそれにはない、独特のふくよかな香味の酒としてご評価いただいております。
 平成8年・10年には、酒米『渡船』で醸した『大吟醸渡舟』は、全国新酒鑑評会にて金賞の栄を賜りました」(【酒蛙注】山田錦の父親は、一般的には「短稈渡船」とされている)

 GOTHとは??? ネット情報によると、黒っぽい服を着て厚化粧をしている人でパンクロック系に多いとか。だから酒ラベルも黒地に黒文字か。写真を撮るときたいへん苦労する。店頭に出しても目立たない。写真に撮りやすいラベルにしてほしいなあ・・・。99.99%の人はGOTHの意味が分からないとおもうので、これを酒名にするのなら、裏ラベルで説明が必要だ。

酒蛙

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