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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【2802】霧の華 清酒発泡性①(きりのはな)【福島】

2017.3.19 21:59
福島県白河市 有賀醸造
福島県白河市 有賀醸造

【K立ち飲みにて 全13回の⑦】

 酒友のPとTと3人で、立ち飲みの店に出かけた。食べ物は持ち込みなので、PとTは焼鳥や寿司を買ってきた。この店は、有名地酒蔵の酒はいっさい無く、あまり知られていない中小蔵の酒を応援するため、これらを中心に置いている。冷蔵庫に置いている酒は約100本。この中から、飲んだことのない酒を選んで飲んでいった。

「八咫烏 山乃かみ酵母仕込み 純米」「越後一会 純米吟醸 無濾過原酒」「三芳菊 阿波五百万石 純米吟醸 生原酒」「丸眞正宗 吟醸 辛口」「越乃雪しずく 純米吟醸」(当連載【2476】)、「帝松 熟 純米吟醸 原酒」「さとこのお酒 純米吟醸」と飲み進め、8番目に選んだのは「霧の華 清酒発泡性①」だった。

 グラスに注ぐと、ドロリとしている。もろみ的だ。表示の「発泡性」については、アルコール分が10度未満の発泡酒を意味する。①、②は、酒税税率の適用区分を表す。さて、いただいてみる。

 P 「ピリピリくる」

 T 「ピリピリ微発泡」

 酒蛙「確かにピリピリ微発泡。酒が生きているね。ドロリとしているから、甘みたっぷりかと予想したけど、全然違っていた。甘くないね」

 P 「ちょっと渋みを感じる」

 酒蛙「意外なことに飲み口がドライだ。甘みと旨みが少ない。キレが良い。酸味もある」

 T 「僕、これ好きだなあ」

 酒蛙「見かけによらず、シャープ感がある。ちょっとした驚きだ。マッコリのノリだね。ぐいぐい飲める」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「このお酒は、加熱殺菌を一切行っていない本物の自然酒です。酵母菌が生きているのでビンの中でも発酵が続いています。必ず冷蔵庫に保管し早めにお召し上がりください。また、開栓時にガスが噴出することがありますので静かに開栓してください」

 この紹介文から、この酒は、アルコール分が9度の段階で瓶詰めし、瓶の中で二次発酵をしているため、炭酸ガスがとけこみ、ピリピリ発泡感があることが分かる。

 ラベルの表示は「原材料名/米(国産)米麹(国産米)、アルコール分9度」。

 この蔵の主銘柄は「有の川」「陣屋」。

酒蛙