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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【4004】富士の関 純米(ふじのせき)【福井県】

2019.10.14 22:41
福井県丹生郡朝日町 朝日酒造
福井県丹生郡朝日町 朝日酒造

【A居酒屋にて 全11回の⑤】

 酒友オタマジャクシ&ウッチーと美女軍団との飲み会。年に1~2回のペースで飲んでおり、気がついたら、けっこうな歳月を重ねている。

 今回の飲み会会場は、初のA居酒屋。といっても、店主とは旧知だ。店主のNさんとはK居酒屋での店長時代に知り合い、NさんがオーナーとしてP居酒屋を開くとそちらに行き、そして今回、A居酒屋を開くと、こちらに行く、というように、Nさんに付いて回っている。まるで、飼い主と犬のような関係だ。飼い主が引っ越しすれば、従順に新しい家に入る、というように。

 さて、わたくしが、全国の全現役蔵の酒を飲むことを目指していることをNさんは知っており、P居酒屋時代から、わたくしにとっての初蔵酒を何種類も飲ませてもらっている。今回も冒頭「今回は福井県の5蔵をご用意いたしました。これで福井県制覇です」と高らかに宣言。「明乃鶴 純米吟醸」「曙覧の酒 純米吟醸」「月丸 純米」「飛鳥井 特別純米」に続き5番目の「富士の関 純米」もわたくしたちにとって初蔵酒だった。もちろん、見るのも聞くのも初めて。いただいてみる。

 オタマジャクシ「クラシカルな香りが立っている。飲む前から分かる」
 ウッチー「ラベルとネーミングがクラシカルだね」
 美女Mさん「クラシカル香味がいます」
 酒蛙「クラシカル香味がいる。酸が立っている」
 美女Mさん「熱燗にすると香りが飛ぶかな?」
 酒蛙「この香りは熱燗にしても残ります。この香りは、日本酒オールドファン垂涎だよ。喜ばれるよ。牛スジと合わせれば、感じなくなるよ」
 美女Mさん「あ、本当だあ!」
 酒蛙「酸がいいなあ。旨みも十分ある。ひとことで言うならば、旨酸酒だね」
 美女Fさん「あたし、歳とったから、クラシカル香味もまたいいかな、と」

 瓶のラベルのスペック表示は「アルコール分15度以上16度未満、原材料名 米・米こうじ、精米歩合50%、製造年月19.7」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名「富士の関」の由来について「日本の名酒事典」は以下のように説明している。「享保3年(1718)創業。『富士の関』は、日本一高く美しい山の富士山と、日本の国技である相撲の一番優れた位である大関(現在は横綱に次ぐ)の関と合わせて命名」

酒蛙

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