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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3964】一代弥山 M 純米吟醸 生原酒(いちだいみせん)【広島県】

2019.9.17 14:09
広島県廿日市市 中国醸造
広島県廿日市市 中国醸造

【TU会例会 全6回の④】

 2カ月に1回のペースで、M居酒屋で開いている異業種間飲み会「TU会」。今回は10人が参加、にぎやかに飲み、にぎやかに酒を論評し合った。

「東一 山田錦 純米」「酔鯨 純米吟醸 山田錦」「越の白鳥 純米吟醸」に続いて店主が持ってきたのは「一代弥山 M 純米吟醸 生原酒」だった。「一代弥山」は、当連載では「一代弥山 純米吟醸 無濾過 原酒」(当連載【2212】)1種類だけを取り上げている。さて、今回のお酒をいただいてみる。

 酒蛙「甘酸っぱい。ふくよか、やわらか、やさしい」

 KO「ごくんと飲み込むとフルーティー。ブドウの香りだね」

 U 「ブドウとは違うとおもうよ」

 酒蛙「洋梨かな?」

 KO「ごくんと飲むと、シャインマスカットだよ」

 酒蛙「うん、ふんわりとしたフルーティー&ジューシーなお酒。果物香は特定できないけど果物香だね(笑)」

 KT「酸味あるね」

 酒蛙「甘みと酸がいいね。やさしい甘さなので、女性にウケるかも」

 瓶の裏ラベルの表示は「アルコール分16度以上17度未満、原材料名 米(広島県産)米麹(広島県産米)、精米歩合60%、使用米 千本錦100%、製造年月19.06」。原料米の「千本錦」は広島県立農業技術センターが1990年、母「中生新千本」と父「山田錦」を交配。育成と選抜を繰り返して開発、2002年に品種登録された。広島県だけで栽培されている酒造好適米。

 酒名「一代弥山」の由来について、「一代弥山 純米吟醸 無濾過 原酒」(当連載【2212】)の瓶の裏ラベルは、以下のように説明している。

「日本三景のひとつ、瀬戸内海に浮かぶ厳島。古来、秀麗なる山容に神霊を感じた人々が海を隔てて遥拝し、山岳信仰の対象としてきました。厳島の主峰、標高五百三十五メートルの『弥山』は数々の歴史ロマンを語り継いできました。その『弥山』を対岸にのぞむ蔵で醸した清酒です。『弥山』の崇高なる自然を想う味わい深い佳酒です」

 また、今回の酒の瓶の裏ラベルには「コンセプト ワーカーズ セレクション」と題し、以下の文章を掲載している。

「我々はいつから、お酒を『頭で飲む』ようになってしまったのでしょう。本来のお酒の楽しみ方は、その土地の風土や造り手の哲学が1本のボトルに表現されたお酒を、それぞれの飲み手が自らの『感性』でもって楽しむことが一番だと考えます。コンセプト・ワーカーズ・セレクションは、このような『感性に訴えるモノづくり』を一番に開発された商品たちです」

 全国の18酒蔵がこれに参加している。「一代弥山」もその一つで、今回の酒は、このセレクションの商品の一つ。

酒蛙

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