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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3943】夢花火 恋花火 吟醸(ゆめはなび こいはなび)【新潟県】

2019.9.1 17:43
新潟県長岡市 久須美酒造
新潟県長岡市 久須美酒造

【日本酒研究会月例会 全6回の③】

 異業種間の日本酒研究会。単なる飲み会だが、ちょっと気どって研究会だ。足掛け13年目に突入した超長寿飲み会。M居酒屋で毎月開いてきたが、この間、一度も休まず飲んできた。みなさん、なんと研究熱心なことか。今回は5人での月例会となった。

「晴菊 特別純米」「東白菊 城址宴 特別純米」と飲み進め、店主が3番目に持ってきたのは「夢花火 恋花火 吟醸」だった。わたくしが「ん? 知らない酒名だ。どこのお酒?」と聞いたら、すかさず店主が「久須美酒造のお酒です」。わたくしが「お~~~~っ、あの『夏子の酒』の蔵じゃないか」と言うと、みんな「え~~~っ、そりゃすごい」とテンションが急上昇だ。

 瓶の裏ラベルにも小さな字で「夏子の酒・ゆかりの蔵」と書かれている。幻のコメ「亀の尾」の復刻や、それを使っての酒造りの物語が、漫画「夏子の酒」(尾瀬あきら作)のモチーフとなり、そして1994年、連続テレビドラマ「夏子の酒」(フジテレビ系)が放送された。これを知る日本酒ファンは多い。コメの復刻にまつわる話は、当連載【43】の「清泉 純米大吟醸 亀の翁」に詳しく書いている。さて、「夢花火 恋花火」という、まるで梅沢富美男が歌う曲の名みたいな酒をいただいてみる。

 酒蛙「すっきりとした、きれいな酒だ。吟醸香ほのか。淡麗やや辛口酒だが、旨みと酸が適度にある。しかし、主張はしない。女性に例えるなら、清楚で凛とした美女をおもわせる酒質だ」
 Y、H「おーっ、いいねぇ♪」
 F 「『〆張鶴』に近い味わいだ」
 S 「おいしいね」
 F 「『夏子の酒』ゆかりの蔵の酒と知ったので、旨さ3倍増しだ」
 酒蛙「上品でさわやかな酒だ」

 瓶のラベルの表示は「アルコール分15度、精米歩合50%、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)醸造アルコール、製造年月2019.3、蔵出年月2019.6」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。吟醸を名乗っているが、精米歩合が50%なので、大吟醸クラスである。

 さて、なぜ花火なのか。ウィキペディアによると、長岡市は花火で有名なんだとか。これについてウィキペディアは、以下のように記述している。

「長岡の地で始まった花火大会は、1879年9月14日と15日の2日間、千手町八幡様の祭りに長原などの遊廓関係者がお金を出し合って花火350発を打ち上げたのが始まりとされている。その後、本格的な花火大会となったのは1906年からであり、現在の『長岡まつり』という名称になったのは1951年のことである」「日本三大花火大会の一つ」「越後三大花火の一つ」

 

酒蛙

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