メニュー 閉じる メニュー
文化

文化

日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3938】聖 若水 INDIGO(ひじり)【群馬県】

2019.8.28 21:51
群馬県渋川市 聖酒造
群馬県渋川市 聖酒造

【B居酒屋にて 全3回の②】

 当連載「日本酒津々浦々」は、原則として同じ酒を2回載せることはしていない。ごく例外的に2回載せたものが1~2種類ある程度だ。このため、常に飲んだことがない酒を求めている。このB居酒屋は、わたくしが飲んだことがない酒が冷蔵庫に入っていることが多いので、必然的にしばしば“取材”で訪れることになる。

「南部美人 純米大吟醸 心白 山田錦」(当連載【3562】)「南部美人 純米大吟醸 愛山」と飲み進め、3番目にいただいたのは「聖 若水 INDIGO」だった。「聖」はこれまで、当連載で3種類を紹介している。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 まず、酸を感じる。酸が出ており、火入酒ではあるが、舌に微発泡を感じ、さわやか感がある。旨みは適度に出ており、甘みはやや少ない。軽快感のあるお酒だ。余韻は苦み。ややラムネのような味わいで、ジューシーなお酒。酸が全体を通して感じられる。しかし、威圧的な酸ではなく、かわいい酸であることが好ましい。

 瓶の裏ラベルの表示は「アルコール度数14度以上15度未満、原材料 米(国産)米こうじ(国産米)、原料米 群馬県産 若水100%、精米歩合60%、仕込記号 ロ-35、火入、製造年月 令和元年6月」。

「若水」は、愛知県農業総合試験場作物研究所が1972年、母「あ系酒101」(「あ系酒101」の母は「玉栄」、父は「露葉風」)と父「五百万石」を交配させ育成した品種で1985年に品種登録された酒米だ。

 瓶のラベルには、特定名称の区分が書かれていない。なぜだろう。ネット情報によると、この酒は特別純米とのことのようだが・・・。

 日本酒を世界に広げる活動に取り組んでいるWAKAZEのフェイスブックによると、「“聖”の名前の由来は、万葉歌人『大伴旅人』が詠んだ和歌にちなんでおり、意味は“よく澄んだお酒”を表します」とのこと。

酒蛙

関連記事 一覧へ