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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3929】出羽鶴 ましろ 純米吟醸 ゆきさやか100% 直詰瓶火入(でわつる)【秋田県】

2019.8.22 23:47
秋田県大仙市 出羽鶴酒造
秋田県大仙市 出羽鶴酒造

 なじみのH居酒屋から電話がかかってきた。「新しいお酒が4種類入りましたよ」。分かった、すぐ行く。わたくしは、H居酒屋に、1行コメント付きの酒メニューをつくってあげている。酒名と値段だけの一般的メニューだと、お客さんは何がなんだか分からない。そこで、酒質を分かりやすく解説したメニューをつくってあげている。お客さまには好評だという。このコメントを書くには、まず飲まなければならない。

 まず「ひこ孫」3種類をいただき、次に飲んだのが「出羽鶴 ましろ 純米吟醸 ゆきさやか100% 直詰瓶火入」だった。飲む前、店主が「これ、旨いっすよ」。イチオシの酒らしい。さて、いただいてみる。

 華やかな香りが広がる。上立ち香・含み香とも果実香は、メロンとマスカットとパインが一緒になったような、完熟南国フルーツのような華やかさ。味わいは、甘旨酸っぱく、フルーティー&ジューシー。キレが非常に良く、余韻は軽い苦み。旨い。トレンド的味わいのお酒だった。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「JGAP認証農場 帰山農園 特別栽培米使用」「農家と酒蔵が一緒に紡いだ純米吟醸」「雪のように白く、清らかでふっくらとした食味の『ゆきさやか』。この希少な北海道米が秋田の酒蔵と出会い、雪解け水を源とする仕込み水と伝統の生酛(きもと)づくりによって、華やかな香りとフレッシュな味わいを醸し出すおいしいお酒になりました」

「ゆきさやか」は、農研機構北海道農業研究センター低コスト稲育種研究北海道サブチーム・米品質研究チームという長い名の組織が1998年、母「札系97100」と父「空育160号」を交配、育成と選抜を繰り返し品種を固定。2010年に命名、2012年に種苗法登録された主食用米だ。

「JGAP」について、日本GAP協会のサイトは、以下のように説明している。

「JGAPは、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証です。JGAPは、農場やJA等の生産者団体が活用する農場・団体管理の基準であり、認証制度です。農林水産省が導入を推奨する農業生産工程管理手法の1つです。第三者機関の審査により、JGAPが正しく導入されていることが確認された農場には、JGAP認証が与えられます。適切に管理されている農場だから、安全な農産物を提供することができます。
JA等の生産者団体の単位で認証を取ることもできます。JGAPは『適切な農場管理の基準』であり、農薬の管理、肥料の管理、水の管理、土の管理といった仕事に明確な基準が定められています。それらの基準は全部で120以上の項目数になります」

 瓶の裏ラベルの表示は以下の通り。「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、原料米 北海道知内町産ゆきさやか100%、アルコール分16度、精米歩合60%、醸造元 出羽鶴酒造 秋田県大仙市、販売者 秋田清酒 秋田県大仙市、製造年月2019.5」

酒蛙

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