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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3924】大盃 特別純米 カップ(おおさかずき)【群馬県】

2019.8.20 18:28
群馬県高崎市 牧野酒造
群馬県高崎市 牧野酒造

 父の日になれば、二男からカップ酒の詰め合わせが送られてくる。かれこれ数年になり、総種類数は相当な数に上っているが、どれ一つとして同じものがない。おそらく、ちゃんとチェックして発送しているのだろう。わたくしは、この父の日プレゼントを楽しみにしている。

 今回も8種類セット。その中から7番目に「大盃 特別純米 カップ」をいただく。「大盃」はこれまで、当連載で2種類を取り上げている。今回のお酒はどうか。まずは冷酒で半分をいただく。

 酸が出ており、ジューシーな味わい。これが第一印象。しかし間もなく、第一印象は消え去る。酸は後ろに引っ込み、代わりに甘旨みと苦みが出てきて、味の中心になる。飲んでいると、甘旨みはさらに前に出てくるようになる。キレ良し。余韻は苦み。香りは、エステル香が若干。

 次に、残り半分をぬる燗40℃でいただいてみる。酸と苦みが立つ。中でも酸が立つ。軽快感があり、キレが良い。余韻は酸。ぬる燗の方が、メリハリが出て来るので、冷酒よりかなり良いとおもう。飲み飽きしない。宴会でだらだら飲み続けたいぬる燗だった。

 ラベルの表示は「精米歩合60%、原材料名 米・米こうじ、アルコール分15.0度以上16.0度未満、原料米は日本国産100%、製造年月19.4月」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名「大盃」の由来について、蔵のホームページは以下のように紹介している。

「元禄三年(1690年)現在地にて初代長兵衛が酒造りを始める。江戸期まで代々長兵衛を襲名し、酒の銘柄は『長盛』といっていた。万延元年に幕府勘定奉行、小栗上野介が遣米使節として渡米した際、先祖が随行し無事帰国後、大きな盃で祝盃をあげたことから酒銘を『大盃』と改銘した」

酒蛙

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