メニュー 閉じる メニュー
文化

文化

日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3916】上喜元 純米吟醸 カップ(じょうきげん)【山形県】

2019.8.16 21:32
山形県酒田市 酒田酒造
山形県酒田市 酒田酒造

 父の日になれば、二男からカップ酒の詰め合わせが送られてくる。かれこれ数年になり、総種類数は相当な数に上っているが、どれ一つとして同じものがない。おそらく、ちゃんとチェックして発送しているのだろう。わたくしは、この父の日プレゼントを楽しみにしている。

 今回も8種類セット。その中から「上喜元 純米吟醸 カップ」を選択をする。「上喜元」は飲む機会が多く、今回の酒を含め、当連載で14種類を取り上げている。今回の酒はどうか。まずは半分、冷酒でいただいてみる。

 すっきり、さっぱりとした調子。シャープ感があり、しゃっきりとした口当たり。しかし、しっかりとした味わい。含み香は柑橘系をおもわせるもの。酸が非常に立つ。この酸は旨みを伴う。余韻は軽い苦み。この苦みが長く続く。飲み飽きしない、食中酒に最適のお酒だった。

 次に、ぬる燗(40℃)でいただいてみる。

 味がふくらむ。苦みと辛みが強くなる。酸は冷酒と変わらず非常に立っている。冷酒のときは軽い飲み口だったが、ふくよかで、飲みごたえがあるようになる。酸・苦・辛が味の中心。中でも酸が一番出ている。

 カップのラベルの表示は「アルコール分16度、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合50%、製造年月19.6」。

 このカップ酒は、東京・中野の酒販店「味ノマチダヤ」が販売しているもので、同店のホームページはこの酒を「カップ用に3酒をブレンド! 地酒カップのルーツをつくった記念すべきカップです」と紹介している。

 酒名「上喜元」の由来は、コトバンクによると「上質な喜びを生む源になるという意味を込めて命名」と説明している。

酒蛙

関連記事 一覧へ