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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3898】ささまさむね 純米吟醸【福島県】

2019.8.5 17:26
福島県喜多方市 笹正宗酒造
福島県喜多方市 笹正宗酒造

【B居酒屋にて 全4回の①】

 当連載「日本酒津々浦々」は、原則として同じ酒を2回載せることはしていない。ごく例外的に2回載せたものが1~2種類ある程度だ。このため常日ごろ、飲んだことがない酒を求めている。このB居酒屋は、わたくしが飲んだことがない酒が冷蔵庫に入っていることが多いので、必然的にしばしば“取材”に訪れることになる。

 まずいただいたのは「ささまさむね 純米吟醸」。当連載ではこれまで、「ささまさむね」を3種類取り上げている。しっかりした造りの酒、という好印象を持っている。今回の酒はどうか。いただいてみる。

 上立ち香は、程よい果実状。とろみあり、濃醇。甘旨酸っぱくて、中でも酸と甘みが強く出ている。余韻は軽い苦み。舌先にほのかに微発砲を感じる。非常にフルーティー&ジューシー。中でもジューシー。マスカットとナシが一緒になったような、あるいは南国フルーツのうような香味が心地良い。居並ぶカウンター客もこれを飲み「これは旨い!」と大きな声をあげていた。

 瓶の裏ラベルは、酒造りのコンセプトを以下のように載せている。

「蔵のまち喜多方で1818年(文政元年)に創業した笹正宗酒造は、お陰様で今年200年目を迎えます。大正中期に建て替えられた蔵の庭では、春になるとカッコウが鳴き、夏の夜にはほろ酔いの様なホタルが迷い込みます。木枯らしが吹き冬が近付くと、蔵へ杜氏と蔵人が集い、年に1度のお酒づくりが始まります。2014年からの新銘柄『ささまさむね』は、若手後継者が新たな試みを織り交ぜ、熟練の蔵人4名と力を尽くして完成させました。酒+人+郷土食・・・良い縁を結び、みずみずしい味わいとともに幸せな時間をもたらす様なお酒を、心を込めて醸していきます。 笹正宗酒造 岩田悠二郎」

 ラベルの表示は「アルコール分16度、使用米 五百万石(喜多方産)100%、製造年月R1.5、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合50%」。

 酒名「笹正宗」の由来についてコトバンクは「笹の葉が常緑で生命力が強いとの言い伝えから命名」としている。

酒蛙

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