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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3888】豊盃 純米吟醸 華想い(ほうはい)【青森県】

2019.7.31 14:49
青森県弘前市 三浦酒造
青森県弘前市 三浦酒造

【Wうなぎ店にて 全6回の⑤】

 異業種間飲み会の日本酒研究会が足掛け13年に入っている。この間、異動でメンバーが少しずつ入れ替わっている。そこで年1~2回、新旧メンバーが集う“同窓会”を開いている。場所はS市のWうなぎ店と決まっている。今回は10人が集まり、終始爆笑に包まれながらお酒を飲んだ。

「天野酒 夏季限定品 クール」「黄金澤 純米吟醸 HITOMEBORE」「越乃寒梅 純米大吟醸 無垢」「鳥海山 爽快辛口 純米吟醸 生原酒」と飲み進め、5番目にいただいたのは「豊盃 純米吟醸 華想い」だった。

 三浦酒造のお酒は飲む機会が多く、当連載でこれまで、「豊盃」19種類、「ん」3種類、その他2種類を取り上げている。この蔵のお酒は、香り華やかな旨口酒、というイメージを持っている。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 酒蛙「ふんわり、ふくよかで、きれいな酒質の旨口酒だ」
 BI「俺の好きな麹香が、だんだん迫ってくるよ~♪」
 酒蛙「酸が出ており、さっぱりした酒質。軽快感がある。酸は、甘みと旨みを伴う。吟醸香が華やか。フルーティー&ジューシー。リンゴのような含み香。キレも良い。飲み飽きしないお酒だ」

 瓶のラベルの表示は「アルコール分15度、原料米 華想い100%使用、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合55%、製造年月2019.3」。

「華想い」は、青森県農林総合研究センターが、「山田錦」に匹敵する酒米をつくろう、と1987年、母「山田錦」と父「華吹雪」を交配。選抜と育成を繰り返し開発、2006年に品種登録された酒造好適米。

 酒名の「豊盃」は、酒造好適米品種「豊盃」にちなむ。「豊盃」は、青森県農業試験場が1967年、母「古城錦」(その母は五百万石)と父「レイメイ」(主食用米)を交配、1976年に命名された。現在は、契約栽培で、この三浦酒造しか使用していない。1976年当時の青森県知事竹内俊吉氏の地元(旧・木造町、現・つがる市)の津軽民謡の「ホーハイ節」から、当て字で「豊盃」と命名された。ラベルの字も竹内さんの筆による、とされている。

酒蛙

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