メニュー 閉じる メニュー
文化

文化

日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3885】黄金澤 純米吟醸 HITOMEBORE(こがねさわ)【宮城県】

2019.7.29 15:00
宮城県遠田郡美里町 川敬商店
宮城県遠田郡美里町 川敬商店

【Wうなぎ店にて 全6回の②】

 異業種間飲み会の日本酒研究会が足掛け13年に入っている。この間、異動でメンバーが少しずつ入れ替わっている。そこで年1~2回、新旧メンバーが集う“同窓会”を開いている。場所はS市のWうなぎ店と決まっている。今回は10人が集まり、終始爆笑に包まれながらお酒を飲んだ。

 トップバッターの初蔵酒「天野酒 夏季限定品 クール」に続いて、2番目にいただいたのは「黄金澤 純米吟醸 HITOMEBORE」だった。この蔵のお酒はこれまで、当連載で「黄金澤」を2種類、「橘屋」を3種類取り上げている。今回のお酒は、ラベルがハート型に射抜かれており、なかなかおしゃれだ。さて、いただいてみる。

 酒蛙「軽快感がある。軽快ながら味が出ている」
 MO「日本酒ですねぇ~♪」
 FU「フルーティー」
 MO「バランスが良い」
 酒蛙「甘み・旨み・酸が出て、やさしく、やわらかな飲み口で、軽快。上品な味わい。飲み飽きしないお酒だ」
 BI「そうですね」
 FU「甘ダレしない」
 AB「単なる甘みじゃないんだよ。辛いばかりじゃ駄目なんだ。俺、最近、そのことが分かるようになってきた」
 みんな「何にでも通じる話ですね」
 BI「辛みが残る」
 KO「冷たいより室温に近い方が飲みやすいね」
 酒蛙「余韻に軽い苦みがある。キレが良い」
 BI「ですよね。言葉に出して言わなかったけど、そう思ってた」

 瓶の裏ラベルは、この酒を「お米の雫のような瑞々しさと、可憐でやわらかな飲み心地を、お楽しみください」と紹介している。

 また、裏ラベルの表示は「原材料 米(国産)米こうじ(国産米)、原料米 宮城県産 ひとめぼれ100%、精米歩合55%、アルコール分16度、製造年月 2019.04」。

「ひとめぼれ」は、宮城県古川農業試験場が1982年、「ササニシキ」に代わる宮城県産米のエースを育てるため、母「コシヒカリ」と父「初星」を交配。育成と選抜を繰り返し開発、1992年に品種登録された飯米用品種。現在、わが国の飯米用品種の主力のひとつに育っている。

 酒名「黄金澤」の由来について、東北酒蔵街道のサイトは、以下のように説明している。

「この酒蔵を営む川名家の初代は、現在蔵を構える美里町の隣町、涌谷(わくや)という、日本ではじめて金(砂金)が採れた場所で、涌谷伊達藩主の御用商人として、金物商『橘屋』を営んでいたことから始まる。この涌谷町の金は、当時建立中であった、東大寺大仏殿の完成に大きく貢献したことことから、黄金山神社を中心としたこの地域一帯は、黄金山産金遺跡として、昭和42年に国史跡となり、現在は、その里山の豊かな自然と歴史を訪ねる、みやぎ文化百選『萬葉の路』として親しまれている。<黄金澤>の銘柄は、この歴史ある沢の近くで酒を醸したことに由来」

酒蛙

関連記事 一覧へ