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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3876】武州藤の花 手づくり純米 特撰(ぶしゅうふじのはな)【山形県】

2019.7.24 14:25
山形県米沢市 浜田(醸造元)
山形県米沢市 浜田(醸造元)

【B居酒屋にて 全4回の①】

 当連載「日本酒津々浦々」は、原則として同じ酒を2回載せることはしていない。ごく例外的に2回載せたものが1~2種類ある程度だ。このため、常に飲んだことがない酒を求めている。このB居酒屋は、わたくしが飲んだことがない酒が冷蔵庫に入っていることが多いので、必然的にしばしば“取材”に訪れることになる。

 まずいただいたのは「武州藤の花 手づくり純米 特撰」だった。ラベルをよく見ず、まずはいただいてみる。

 上立ち香はほとんど無い。やわらかな口当たりだが、旨みがけっこう少なく、ドライな辛口酒。酸と甘みも少なく、余韻は若干の辛みと苦み。全国的にみても、極めて珍しい酒質だとおもう。鼻から抜ける香りは、すこしコルク臭がある。これは、ドライな辛口酒によくある香りだ。

 後日、この文を書くに際し、撮影したラベルをパソコンでみたら、醸造元と発売元が違うことが分かった。醸造元は、山形県米沢市の浜田。「沖正宗」で知られる蔵だ。わたくしは「沖正宗」の紙パック酒を東京・新宿の居酒屋で飲んだことがある(当連載【1623】沖正宗 しゃっきり辛口 わっしょい)。発売元は、埼玉県春日部市の酒屋さん「酒商松本屋」。

 この商品を売る理由について、酒商松本屋のホームページは、以下のように説明している。「当店のある埼玉県春日部市には酒蔵がない為、春日部に地なんだ名前のお酒をと考え春日部で有名な『藤の花』より名付けた純米酒です。酒は山形の酒蔵さんにお願いしておりますが、とてもやわらかく味わいのある辛口のお酒です。そのままか、ぬる燗にしてもおいしくいただけます」

 瓶のラベルの表示は、「国産米100%使用、アルコール分15度以上16度未満、原材料名 米・米麹、精米歩合60%、製造年月19.1」。

 酒名の「武州」とは、ウィキペディアによると「武蔵国の別称」。「武蔵国」とは、これもウィキペディアによると「東京都(島嶼部を除く)、埼玉県、神奈川県の一部」。

酒蛙

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