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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3875】咲耶美 純米吟醸 無濾過生原酒(さくやび)【群馬県】

2019.7.24 14:09
群馬県吾妻郡中之条町 貴娘酒造
群馬県吾妻郡中之条町 貴娘酒造

【日本酒研究会月例会 全7回の⑦完】

 異業種間の日本酒研究会。単なる飲み会だが、ちょっと気どって研究会だ。足掛け13年目に突入した超長寿飲み会。M居酒屋で毎月開いてきたが、この間、一度も休まず飲んできた。みなさん、なんと研究熱心なことか。今回は6人での月例会となった。

「玉の雫 純米」「文華 純米吟醸 壺中の天」「田酒 特別純米」「獺祭 純米大吟醸 45」「花邑 純米吟醸 酒未来 瓶火入れ一回」「白木久 純米吟醸 無濾過生原酒 ブリリアント ブラックラベル」と飲み進め、最後7番目にいただいたのは「咲耶美 純米吟醸 無濾過生原酒」だった。

 この蔵は貴娘酒造で、以前、当研究会で「貴娘 純米吟醸 無濾過原酒」(当連載【919】)を飲んだことがある。このお酒を持ってくるとき、店主は「昨夜、あるグループが飲み会を開いたんですが、このお酒はけっこう人気が高かったんですよ」と教えてくれた。さて、いただいてみる。

 酒蛙「上立ち香が果実的で華やかに香る。甘い。けっこう甘い。やわらかくて、ふくよかな酒質だ」
 S 「香り高いね」
 M 「酸が少ないかな。おいしい」
 酒蛙「たしかに最初のうちは、酸はあまり感じられない。でも、飲んでいたら、後味に酸が出てきた。甘酸っぱくてジューシー」

 瓶の裏ラベルの表示は以下の通り。「H30BY仕込12号、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、原料米 美山錦、精米歩合55%、アルコール分16度、日本酒度-1、酸度1.5、製造年月31.4」

 酒名の「咲耶美」は、なんのことだかさっぱり分からない。神奈川県横浜市の一石屋酒店のサイトは、名の由来について、以下のように説明している。「神武天皇の曾祖母に当たるコノハナノサクヤビメ(木花咲耶姫)。富士山にある浅間大社の祭神で東日本一帯を守っているとも言われています。その女性的な雰囲気から、蔵の名前でもある貴娘同様な位置付けとしてコノハナノサクヤビメの一部の音を頂いたそうです」

 また、主銘柄および蔵名「貴娘」の由来について、栃木県大田原市のさいとう酒店のサイトは、以下のように説明している。「 ”貴娘”の名前の由来は『誰からも愛され貴ばれる子に育ってほしい』という願いが込められていて、明治5年の 創業以来守り続けられているその想いは、高い酒質をより一層良いものへと 変えていく原動力となっております」

酒蛙

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