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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3865】田酒 純米吟醸 山田錦100%使用(でんしゅ)【青森県】

2019.7.16 21:52
青森県青森市 西田酒造店
青森県青森市 西田酒造店

 なじみのH居酒屋から電話が入った。「新しい酒が入ったので、テイスティングしてください」。居酒屋の酒メニューは普通、銘柄と値段の羅列。これだと、よっぽどの通でなければ、それぞれの味の違いが分からない。ということで、わたくしはH居酒屋に、酒質を1行で紹介するメニューをつくってあげている。これがお客さまに好評という。そのためにはまず、テイスティングをしなければならない。

 入ったお酒は「田酒 純米吟醸 山田錦100%使用」だった。「田酒」は飲む機会が非常に多い酒で、今回の酒を含め、当連載で21種類を取り上げている。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 甘旨酸っぱくてジューシー。これが第一印象。ふくよか、やわらか、そして、しっかりとした味わい。余韻は苦み。香り適度。“田酒DNA”はそれほど強く出てはおらず、ほのかにある程度。重からず軽からず、上品感とクリア感と落ち着き感がある。

 瓶のラベルの表示は「アルコール分16度、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合50%、製造年月2019.03.27」。

 酒名「田酒」の由来について、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「『田』はもちろん、酒の元となる米が獲れる田んぼを意味し、名前の通り、日本の田以外の生産物である醸造用アルコール、醸造用糖類は一切使用していないことを力強く主張した、米の旨みが生きる旨口の純米酒です。『日本酒の原点に帰り、風格ある本物の酒を造りたい』という一念で、昭和45年に昔ながらの完全な手造りによる純米酒の醸造に着手。その後、商品化までに3ヶ年を費やし、発売は昭和49年10月1日でした」。この純米酒が爆発的にブレイク。「田酒」の名が全国に轟くきっかけとなった。

 ラベルの「田酒」の字は、竹内俊吉・元青森県知事の筆による。

酒蛙

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