メニュー 閉じる
文化

文化

日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3863】八海山 純米 魚沼で候(はっかいさん)【新潟県】

2019.7.14 18:04
新潟県南魚沼市 八海醸造
新潟県南魚沼市 八海醸造

【B居酒屋にて 全5回の④】

 当連載「日本酒津々浦々」は、原則として同じ酒を2回載せることはしていない。ごく例外的に2回載せたものが1~2種類ある程度だ。このため、常に飲んだことがない酒を求めている。このB居酒屋は、わたくしが飲んだことがない酒が冷蔵庫に入っていることが多いので、必然的にしばしば“取材”に訪れることになる。

「黒牛 純米 雄町100% 瓶燗急冷 29BY」「廣戸川 純米吟醸 無濾過生原酒」「越後鶴亀 純米大吟醸」と飲み進め、4番目にいただいたのは「八海山 純米 魚沼で候」だった。

「八海山」は、今回の酒を含め、当連載で8種類を取り上げている。中でも「越後で候」シリーズはよく知られている。安定感のある、しっかりとした味わいの酒、というイメージを持っている。今回のお酒はどうか。さて、いただいてみる。

 旨みがふくらむ。中盤からエンディングは辛み。最初は旨・辛を感じるが、遅れて酸が出てきて、酸と辛みが合体する。うまく表現できないが“八海山DNA”の香味が広がる。ひとことで言えば、軽快感あり、旨みがふくらむ辛口酒。

 瓶の裏ラベルに「魚沼地域 限定品」と書かれているのが面白い。全国区の「越後で候」に対し、これは地元限定流通というわけか。「飛露喜」VS「泉川」、「田酒」VS「喜久泉」、「田光」VS「早春」など、同様の売り方をしているケースがけっこうある。

 裏ラベルの表示は「アルコール分15.5度、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合60%」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名「八海山の由来について、コトバンクは「酒名は、越後三山のひとつ八海山に由来」と説明。その八海山について、同じくコトバンクは「新潟県南東部にある山。駒ケ岳・中ノ岳とともに越後三山と呼ばれる。標高一七七五メートル。修験道場として知られる」と説明している。

酒蛙

関連記事 一覧へ