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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3857】秋鹿 純米吟醸 能勢 厳寒仕込み 限定五千本秋出し(あきしか)【大阪府】

2019.7.7 22:30
大阪府能勢郡能勢町 秋鹿酒造
大阪府能勢郡能勢町 秋鹿酒造

【B居酒屋にて 全6回の⑥完】

 当連載「日本酒津々浦々」は、原則として同じ酒を2回載せることはしていない。ごく例外的に2回載せたものが1~2種類ある程度だ。このため、常に飲んだことがない酒を求めている。このB居酒屋は、わたくしが飲んだことがない酒が冷蔵庫に入っていることが多いので、必然的にしばしば“取材”に訪れることになる。

「貴 山廃純米 雄町 2015」「開運 無濾過生酒 純米 赤磐雄町」「くどき上手 亀仙人 純米大吟醸 亀の尾 生詰」「鳩正宗 純米吟醸 山田錦」「漕ぎ出せ大洋! 山廃仕込 純米吟醸」と飲み進め、最後6番目にいただいたのは「秋鹿 純米吟醸 能勢 厳寒仕込み 限定五千本秋出し」だった。

 秋鹿酒造の酒はけっこう飲む機会があり「秋鹿」を8種類、「奥鹿」を2種類、当連載で紹介している。非常にシャープ感のある、硬い酒質というイメージを持っている。今回の酒はどうか。いただいてみる。

 昭和レトロ感的熟成感的クラシカル香味がある。すっきり、さっぱりした酒質。個性的で表現不能な“秋鹿DNA”あり。酸味と辛みが主体の味わいで、いつものように味わいにシャープ感があるが、今回は旨みが適度に感じられるため、いつもよりはシャープ感を強くは感じない。余韻は苦みと渋みで、キレが良い。食中酒に向いている。

 瓶のラベルの表示は「原料米 山田錦100%、精米歩合60%、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、アルコール度数16度、日本酒度+10、酸度1.8、限定番号3860/5000、製造年月30.11」。

 ラベルによるとこの酒は平成29酒造年度に醸したもの。すなわち、平成29年6月から30年7月までの間に醸し、30年11月に出荷態勢が整い、そして31年春に飲んだ、というわけ。断定はできないが、醸してから1年くらいたったお酒ということになる。

 酒名「秋鹿」の由来についてコトバンクは、「秋の美しさと、創業者・奥鹿之助の名から命名」と説明している。また、サイド銘柄の「奥鹿」も、創業者の名による。

酒蛙

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