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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3842】愛宕の桜 純米大吟醸(あたごのさくら)【宮城県】

2019.6.23 22:24
宮城県大崎市 新澤醸造店
宮城県大崎市 新澤醸造店

【日本酒研究会月例会 全6回の③】

 異業種間の日本酒研究会。単なる飲み会だが、ちょっと気どって研究会だ。足掛け13年目に突入した超長寿飲み会。M居酒屋で毎月開いてきたが、この間、一度も休まず飲んできた。みなさん、なんと研究熱心なことか。今回は仕事で参加できないメンバーが多く、3人での月例会スタートとなった。途中から1人参加し、最終的には4人でも月例会となった。

「太平人 純米酒」「青天の霹靂 桃川 大吟醸純米」と飲み進め、3番目にいただいたのは「愛宕の桜 純米大吟醸」だった。ラベルを見て目を疑った。ロゴなどからてっきり「愛宕の松」かとおもったら、なんと松じゃなく桜だった。

 新澤醸造のお酒は飲む機会が多く、当連載でこれまで14種類を取り上げている。このうち「伯楽星」が4種類、「愛宕の松」が7種類。だから、てっきり「愛宕の松」だとおもったのだった。さて、「松」ならぬ「桜」をいただいてみる。

 酒蛙「穏やかな酒だ。軽めの飲み口。中盤からは苦み」
 Y 「そうそう。苦い」
 酒蛙「やさしい酒だ。甘旨みが適度で、酸はきれい。余韻は苦み。言葉で表現するのがかなり難しい酒だ」
 Y 「言葉で表現できないのは、まとまっているお酒だからさ」
 酒蛙「あ、なるほど、そうか。Yちゃん、いいコメントだね」
 K 「花見客向けの酒かな」
 Y 「そうだろうな。クセがないし。花見料理に合わせやすいし」
 酒蛙「Yちゃん、いいコメントだね。これ、絵に描いたような食中酒だし」

 瓶の裏ラベルの表示は「アルコール分16度、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合50%、製造年月2019.4」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 この蔵の銘柄は、「伯楽星」と「愛宕の松」の二枚看板。このうち「伯楽星」の由来についてコトバンクは「酒名は、馬の目利き・伯楽が育てた名馬が天に昇ったという地元に残る伝説に由来」と説明している。

 東京の酒販大手「はせがわ酒店」のサイトは、この酒のラベルについて「昭和初期の愛宕の桜レトロラベルを復刻しています」と記しています。ということは、昔は「愛宕の桜」だったものが、今は「愛宕の松」に変わったということ??? 裏ラベルでひとこと説明が欲しかったなあ。残念!

酒蛙

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