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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3837】若波 純米吟醸 壽限無 生酒(わかなみ じゅげむ)【福岡県】

2019.6.18 23:21
福岡県大川市 若波酒造
福岡県大川市 若波酒造

【B会 全7回の⑤】

 T社のFとY、小社のHとわたくし、という異業種間の飲み会。以前は2カ月に1回だったが、最近は毎月開いているような気がする。会場はB居酒屋だから、飲み会の名は、B会だ。

「三千盛 純米大吟醸 しぼりたて 生酒」「勢起 金紋錦 純米 低温熟成」「宝剣 純米 生 レトロラベル」「田光 純米吟醸 山田錦 無濾過生酒」と飲み進め、5番目にいただいたのは「若波 純米吟醸 壽限無 生酒」だった。

「若波」は、わたくしの好きな銘柄のひとつで、今回のお酒を含め、当連載で「若波」を10種類、同じ蔵の「蜻蛉」を4種類取り上げている。甘・旨・酸が良く出ているお酒、というイメージを持っている。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 酒蛙「旨いっ!」

 F 「今日一番だ。この甘酸っぱさはすごい、すごい!」

 H 「フレッシュなお酒だ」

 F 「ずーっと飲み続けられる」

 酒蛙「甘旨酸っぱい。やや濃醇だけど、キレが良い。潔くキレる。バナナ系の香りがけっこう強い」

 F 「バナナ分かる」

 H 「ちょっとバナナいる。ブドウもいる。これ、美味しい」

 酒蛙「舌先にチリチリと微発泡の刺激。フレッシュだ」

 H 「飲みやすい」

 F 「今日一番だ。すごい」

 酒蛙「ふくよかで、やさしくて、しかも酒に力がある」

 H 「奥が深い酒です」

 Y 「飽きないので、たくさん飲めます。これ、危ない酒っす!」

 酒蛙「すごくジューシー」

 F、H「めちゃ美味しい」

 瓶の裏ラベルは、使用米「壽限無」について、「壽限無(酒造好適米)100% 山田錦と夢一献を交配した新品種」と冒頭に説明しているのが非常に親切だ。そして、裏ラベルの表示は「原材料 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合55%、アルコール分16%、製造年月2019.3」。

「壽限無」は、「夢一献」(母「北陸160号」と父「夢つくし」の子)が母、山田錦が父の交配組み合わせで生まれた酒造好適米だ。「壽限無」誕生のいきさつについて、「亀の尾 吟醸 壽限無」(福岡県宗像市 伊豆本店)の表ラベルには、以下のように書かれている。「生産農家が蔵元と協同で開発した酒米『壽限無』。酒造用好適米の『山田錦』、福岡県が開発した酒米『夢一献』を交配してつくりました。酒米の短稈化と安定化を実現したことにより、蔵元と生産農家の『希望』の酒米が誕生しました」

 銘柄名および蔵名「若波」の由来について、蔵のホームページは、以下のように説明している。「大正11年創業。蔵の傍を流れる筑紫次郎(筑後川)のように『若い波を起こせ』と銘々されました」

酒蛙

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