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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3835】宝剣 純米 生 レトロラベル(ほうけん)【広島県】

2019.6.16 23:00
広島県呉市 宝剣酒造
広島県呉市 宝剣酒造

【B会 全7回の③】

 T社のFとY、小社のHとわたくし、という異業種間の飲み会。以前は2カ月に1回だったが、最近は毎月開いているような気がする。会場はB居酒屋だから、飲み会の名は、B会だ。

「三千盛 純米大吟醸 しぼりたて 生酒」「勢起 金紋錦 純米 低温熟成」と飲み進め、3番目にいただいたのは「宝剣 純米 生 レトロラベル」だった。「宝剣」は、今回のお酒を含め、当連載で8種類を取り上げている。

 このお酒を持ってくるとき、店長がこう言った。「これはそもそも地元、広島県向けに販売していたお酒。 八反錦をベースとした純米酒に、純米大吟醸や純米吟醸の “責め”の部分をブレンドしたものです」。醪をしぼるとき、最後に圧力をいっぱいかけてしぼる部分が“責め”だ。その有効利用だ。興味津々でいただいてみる。

 酒蛙「酸がいい感じで出ている」

 F 「すごい」

 H 「美味しい」

 Y 「落ち着くお酒だ」

 H 「レベルが高い」

 F 「酸味・旨みがはっきりし、舌が喜んでいる」

 Y、H「あはは。この酒、その表現に尽きるよ」

 酒蛙「甘・旨・酸がしっかり出て、余韻は苦みと辛み。穏やかながら、力強い味わいだ。“責め”がブレンドされているなんて、全く分からない。中取り(中汲み)のような美味しさだ」

 H 「インパクトがある」

 F 「果実香がする」

 H 「フルーティー」

 酒蛙「やや厚みがある酒質。飲んでいると余韻の苦みがだんだん強くなっていく。『責め』のブレンド酒というけど、かなり美味しい。廃物利用的なお酒だけど、味わいはどうしてどうしてハイ・クオリティーだ。参った」

 瓶のラベルの表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合60%、アルコール分16度」。

 酒名「宝剣」の由来について、コトバンクは「酒名は、地元が古くは刀剣の産地であったことに由来」と説明している。

酒蛙

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