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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3816】笑四季 ワールドピース 2018-19 生酒(えみしき)【滋賀県】

2019.5.25 20:22
滋賀県甲賀市 笑四季酒造
滋賀県甲賀市 笑四季酒造

【F居酒屋にて 全11回の⑦】

 飲み仲間4人で、F居酒屋に出掛けた。店主は以前、TT居酒屋の店長だったが、独立し新たにF居酒屋を開いた。店の面積はかなり狭くなったが、それでも店長からオーナーになったので、店主には、晴れがましさがうかがえる。店主がすこしまぶしく見える。おめでたいことだ。客としても、うれしい限りだ。これからも応援していこう、とおもう。

「灘菊 本醸造 無ろ過生酒」「YATAGARASU 純米吟醸 生酒 吟のさと」「大入ひっぱりだこ 純米吟醸 無濾過生」「萬歳楽 劔 山廃純米 生原酒」「雨後の月 元平 純米大吟醸 旧赤坂町産赤磐雄町 しぼりたて生酒 940/960/961」「七水 プレミアム純米 直汲み」と飲み進め、7番目にいただいたのは「笑四季 ワールドピース 2018-19 生酒」だった。

「笑四季」は、飲む機会が非常に多い酒で、今回の酒を含め、当連載で20種類を取り上げている。次から次へと新しいことに挑戦し続ける蔵で、飲み手は、なかなかついていけないのが本音だ。酒質も千変万化で、この蔵の味をひとことで言いあらわすことはできない。しかし共通しているのは、“笑四季DNA”の香味だ。さて、今回のお酒はどうか。栓が「ポン」と音を立てて、ピュ~ンと飛ぶ。おおっ、お酒が生きている、生きている。

 酒蛙「トロピカル系の香りがやや華やか。甘みと旨みがいい感じで出ている」
 K 「かなり甘い」
 T 「甘い」
 酒蛙「アタックからずーっと甘みが続く。といっても、貴醸酒『笑四季 モンスーンシリーズ』と比べると、甘みはかなり少ない。飲んでいるうちに、『どれどれ』という感じで、おもむろに酸が出てくる出てくる。甘旨みと苦酸が味の要素の中で抜け出ているが、全体的に大人しめで、バランスが良い。これらの中でも、『笑四季DNA』の香味はちゃんとある。『笑四季』らしいけど、以前の貴醸酒シリーズと比べると軽やか。オーソドックス感がある。あくまでも“自社商品比”だが」

 瓶の裏ラベルの表示は「原料米 滋賀県産越神楽100%使用、精米歩合50%、アルコール分16度、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、製造時期(瓶詰)2019年1月9日」。

「越神楽」は、(独)農研機構中央農業総合研究センター北陸研究センター/低コスト稲育種研究北陸サブチームが1996年、母「山田錦」と父「北陸174号」を交配。育成と選抜を繰り返し開発、2010年に品種登録された酒造好適米だ。

 酒名・蔵名の「笑四季」の由来について、コトバンクは「酒名は、四季を通じて楽しく酒を飲みながら暮らしたいとの思いを込めて命名」と説明している。

 また「ワールドピース」について、地酒・佐野屋のサイトは「『ワールドピース』は国内・輸出共通仕様のお酒です。世界基準のクオリティ。世界中の方々に『笑四季酒造ここにあり』とアピール出来るお酒です」とのこと。

酒蛙

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