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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3814】雨後の月 元平 純米大吟醸 旧赤坂町産赤磐雄町 しぼりたて生酒 940/960/961(うごのつき もとひら)【広島県】

2019.5.23 16:31
広島県呉市 相原酒造
広島県呉市 相原酒造

【F居酒屋にて 全11回の⑤】

 飲み仲間4人で、F居酒屋に出掛けた。店主は以前、TT居酒屋の店長だったが、独立し新たにF居酒屋を開いた。店の面積はかなり狭くなったが、それでも店長からオーナーになったので、店主には、晴れがましさがうかがえる。店主がすこしまぶしく見える。おめでたいことだ。客としても、うれしい限りだ。これからも応援していこう、とおもう。

「灘菊 本醸造 無ろ過生酒」「YATAGARASU 純米吟醸 生酒 吟のさと」「大入ひっぱりだこ 純米吟醸 無濾過生」「萬歳楽 劔 山廃純米 生原酒」と飲み進め、5番目にいただいたのは「雨後の月 元平 純米大吟醸 旧赤坂町産赤磐雄町 しぼりたて生酒 940/960/961」だった。

 みんな「美味しそうなラベルだ。いかにも日本酒ってラベルだ」
 酒蛙「ひとことで言うならば、きれいな酒だ」
 K 「すっきり系ですね」
 W 「くせが全く無い」
 K 「偏差値が高い蔵の酒だと、このように飲みやすい酒が多い。全体のバランスが良い」
 酒蛙「うん、バランスが良いね。やわらかくて、ふくよかだけど、いつもの『雨後の月』よりは、やわらか度・ふくよか度が少ない。非常に上品なお酒でびっくり。甘・旨・辛・酸・苦は、存在しているんだけど、いずれも前には出てこない」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「おかげ様で望月商店は、2019年に創業100周年を迎えさせて頂きます。これも一重に、皆様とのご縁・ご支援があってこそだと改めて感謝いたします。
『和醸良酒』和は良酒を醸す・良酒は和を醸す。良い酒を醸すには、良い原料(米)が不可欠です。農家×蔵元×酒屋の想いの“和”があってこその良酒。その上で、良いお酒=『価値創造』をどうプラスしていけばよいのか?その価値を伝えるため、素晴らしい農家さんとのご縁を相原酒造さんから頂きました。『オマチスト』と言われる、熱狂的なファンの多い酒造好適米『雄町』。その雄町の中でも希少な【赤磐雄町米】。グローバルGAP認証を取得する農家の藤原さんが作る赤磐雄町米を使用し、望月商店と相原酒造で酒質を検討し、限定酒がここに誕生しました。是非、この熱き想いに溢れるお酒をお楽しみ頂ければと思います」
※グローバルGAP:農業生産における様々な面での持続性に向けた取り組みでありその結果として安全で品質のよい農産物をもたらす「GAP」のヨーロッパ発の世界認証のこと。

 裏ラベルの文章をパソコンで打ち込んでいたら、「あれれ?」とおもった。「望月商店? 『雨後の月』は相原酒造だろうが」と。「農家さんとのご縁を相原酒造さんから頂きました」。この部分で初めて気づいた。この酒は、酒屋さん望月商店のPB商品だと。

 あらためて瓶のラベルを見ると、表ラベルに小さく「創業大正八年 望月商店」と書かれている。店のホームページを見ると、この酒は「当店百周年記念酒」とのこと。ホームページによると、望月商店は、神奈川県厚木市で日本酒・本格焼酎を中心に、ワイン・リキュール・酒器等を販売している酒店。

 瓶の裏ラベルの表示は「精米歩合50%、アルコール分16度、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、赤磐雄町米100%、製造年月31.2」。

 ところで、裏ラベルの酒名の最後に「940/960/961」と書かれているが、これ、なんだろう。望月商店の熱い熱い想いは十分に分かったが、「940/960/961」の説明もほしかった。業界のみなさま方だけ分かっていてもいけないのです。

酒蛙

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