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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3811】YATAGARASU 純米吟醸 生酒 吟のさと(やたがらす)【奈良県】

2019.5.20 22:43
奈良県吉野郡吉野町 北岡本店
奈良県吉野郡吉野町 北岡本店

【F居酒屋にて 全11回の②】

 飲み仲間4人で、F居酒屋に出掛けた。店主は以前、TT居酒屋の店長だったが、独立し新たにF居酒屋を開いた。店の面積はかなり狭くなったが、それでも店長からオーナーになったので、店主には、晴れがましさがうかがえる。店主がすこしまぶしく見える。おめでたいことだ。客としても、うれしい限りだ。これからも応援していこう、とおもう。

 トップバッター「灘菊 本醸造 無ろ過生酒」の次にいただいたのは「YATAGARASU 純米吟醸 生酒 吟のさと」だった。「八咫烏」は、今回の酒を含め、これまで当連載では4種類を取り上げている。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 酒蛙「ずいぶん香るね。吟醸香が華やかだ」
 K 「飲みやすいお酒だ」
 酒蛙「甘み、旨み、辛みが味の中心で、奥深い味わい。余韻の辛みがけっこう強い。そしてキレが良い」

 瓶のラベルの表示は「原材料 米(国産)米こうじ(国産米)、使用米 奈良県吉野町産 吟のさと100%、精米歩合60%、アルコール度16度、杜氏 夏目大輔、製造年月2019.4」。

「吟のさと」は(独)農研機構九州沖縄農業研究センター/筑後研究拠点 稲育種ユニットが1996年、母「山田錦」と父「西海222号」を交配。選抜と育成を繰り返し品種を固定、2007年に命名、2010年に種苗法登録された酒造用のコメ品種だ。

 酒名「八咫烏」(やたらがす)の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「『やたがらす』とは神話に出てくる瑞鳥です。神武天皇が東征の際に熊野から大和に入る吉野の山中にて道に迷われました。その際に天の神が道案内としてつかわした鳥が「やたがらす」であると言われています。『やたがらす』とは大きい鳥という意味であり三本足のカラスで中国や日本では太陽の精として信じられています。
 法隆寺の玉蟲の厨子後側の密陀絵に三本足のカラスの象徴の日輪があります。熊野本宮、那智、速玉の三社の御神鳥、また橿原神宮では交通安全の守護神として祭られています。また、日本サッカー協会での旗章に採用され日本代表のエンブレムになっています。
 北岡本店では大正時代、惣太郎が吉野とかかわり深い神武天皇の伝説にちなみ『八咫烏』を商標としました」

酒蛙

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