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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3802】町田酒造 純米吟醸55 山田錦 直汲み 生(まちだしゅぞう)【群馬県】

2019.5.11 0:06
群馬県前橋市 町田酒造
群馬県前橋市 町田酒造

【Z料理店にて 全4回の③】

 夕方、近所のZ料理店へ。ここの店主は、わたくしが飲んだことがないであろう酒を取り寄せてくれるので、その好意にこたえ月1回のペースで暖簾をくぐることにしている。店主はMLB、NPB、社会人野球、大学野球、高校野球に詳しく、わたくしは彼と野球の話をするのが好きだ。店主も、わたくしと野球の話をするのが好きなようで、いつも、店主の定位置の向かいのカウンター席を用意してくれる。ただ、ひいき球団は、店主はジャイアンツとホークス、わたくしはベイスターズ。全然違う。だから、しょっちゅう牽制球が飛び交う。

「繁桝 大吟醸 生々」「豊久仁 純米吟醸 あらばしり 生原酒」と飲み進め、3番目にいただいたのは「町田酒造 純米吟醸55 山田錦 直汲み 生」だった。「町田酒造」は今回の酒を含め、当連載で7種類を取り上げている。酸と旨みが立つ、しっかりとした味わいの酒、という印象を持っている。これはどうか。いただいてみる。

 気泡がグラスの内側にびっしり。いかにもガスが強そうだ。飲んでみると、たしかに発泡感が強く、舌先をチリチリと強く刺激する。

 甘やかな果実的香り。甘みがまず来るが、ベタ甘じゃなく、すっきり上品な甘み。飲んでいると、酸も出てきて、甘みとガス感と相まってジューシー、まるでサイダー。本当に昭和のサイダーを連想させる。実に旨い。とくに余韻の辛苦みがいい。

 瓶の裏ラベルの表示は「兵庫県産 山田錦100%使用、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、アルコール16度、精米歩合55%、無濾過、日本酒度−1、製造年月20192月」。

酒蛙

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