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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3776】越の白鳥 純米 辛口 無濾過生原酒(こしのはくちょう)【新潟県】

2019.4.13 22:07
新潟県上越市 新潟第一酒造
新潟県上越市 新潟第一酒造

【Mうなぎ屋さんにて 全3回の②】

 単なる異業種間の飲み会なんだけど、足掛け13年も月例会を欠かさず続けている日本酒研究会。長寿飲み会である。その会の今後について、メンバーのMと話し合う。場所は、いつものMうなぎ屋さん。ここの女将さんは、利き酒師真っ青なほど正確なベロメーター(味覚能力のこと)を持っている。だから、飲んでいて楽しい。日本酒研究会の臨時総会みたいなときに利用している。

 女将さんは、「蓬莱泉 純米大吟醸 吟」に続き、2番目に持ってきたのは「越の白鳥 純米 辛口 無濾過生原酒」だった。この蔵のお酒は「越の白鳥」「山間」の二枚看板。当連載では今回のお酒を含め、「越の白鳥」を3種類、「山間」を9種類取り上げている。けっこう飲む機会のある蔵だ。さて、今回のお酒はどうか。いただいてみる。ラベルの「辛口」が目立つ。

 酒蛙「旨みがたっぷりあり、辛みも出ている」
 M 「辛みありますね~」
 酒蛙「酸味はあまり感じられない」
 M 「酸味感じられないっす」
 酒蛙「あっ、飲み進めていき、口が慣れてきたら酸と苦みが出てきた。辛口だけど、旨みをたっぷり出しているところが素晴らしい。焼酎みたいなドライなだけの大辛口日本酒が散見される中、その路線に行かず、しっかり旨みを出しているところがいい。二律背反の味を出しており、技術的に優れている」

 瓶の裏ラベルは、この酒を「H30BYの仕込み6番目、搾りたての新酒。フレッシュな大辛口のインパクト、味わいを感じて頂ければ幸いでございます。酒は生き物、季節の妙をご堪能あれ」と紹介している。

 裏ラベルの表示は「アルコール分18度、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合70%、製造年月2019.1」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

「越の白鳥」という酒名の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「新潟第一酒造株式会社設立時に、懸賞金を設け一般公募により募集。ちょうどその頃、白鳥の湖として水原町(現阿賀野市)の瓢湖が有名になり、『白鳥』の投票数が一番多く、『越後の』『新潟の』という意味で『越の』がつき誕生しました」

 また、この蔵の新しいエース銘柄「山間(やんま)」という酒名の由来について、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「『山間(やまあい)の米で、山間の蔵が醸した酒』 理想とする究極の味わいの具現化を目指し、密かに細々と試醸してきた酒が、ようやく納得できる形になり、平成19年秋に登場」

酒蛙

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