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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3765】燦然 特別純米 雄町 原酒生詰(さんぜん)【岡山県】

2019.3.31 21:15
岡山県倉敷市 菊池酒造
岡山県倉敷市 菊池酒造

【B居酒屋にて 全4回の②】

 ウイークデーの夕方。会社から帰宅後、ふらりとB居酒屋へ。この店は、冷蔵庫に入れている酒の種類数が多い。しかも、時々、入れ替えもしている。だから月に1回、暖簾をくぐることにしている。新しい酒を知ることができ勉強になるし、当連載の取材にもなる。

 トップの「庭のうぐいす 純米吟醸 あらばしり 生酒」に続いていただいたのは、「燦然 特別純米 雄町 原酒生詰」だった。「燦然」は以前、岡山に旅行した際、スーパーでカップ酒を買って飲んだことがある。さて、今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 独特な香味が個性的。独特な香味は、熟成感や古酒的なものとは違う。あえて例えるなら、養命酒に通じるような個性か。最初に甘みを感じ、その直後に辛みが来る。中盤から余韻にかけては辛み。やわらか、ふくよかで、厚みのある辛みだ。いわゆる淡麗辛口の辛みとは全然違う、濃醇な飲み口の中での辛みだ。飲み進めていったら、遅れて酸が顔をのぞかせてきた。

瓶のはラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「備中杜氏が地元岡山の誇る雄町米の旨さを引出すことを追求し、洗米時の吸水歩合を一定に保つなど、細心の注意を払い丁寧に醸した特別純米酒『雄町』の生詰原酒です。ひと夏熟成させ深みを増した、雄町のふくよかな幅のある濃醇な味わいをお楽しみ下さい」

 ラベルの表示は、「岡山県産雄町米使用、原料米 雄町米100%使用、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、アルコール分18.5度、精米歩合65%、製造年月H29-9」。

 酒名「燦然」の由来について、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「かつて千石船が行き交い備中玉島港町(現岡山県倉敷市玉島)として繁栄した昔の問屋街の一角にあります。明治11年に創業。数多い酒の中にあって一段と輝く素晴らしい酒であるようにという願いから、酒銘を『燦然』(さんぜん)と名付けました」

酒蛙

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