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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3733】恵那山 澄川 純米大吟醸(えなさん すみかわ)【岐阜県】

2019.2.26 16:40
岐阜県中津川市 はざま酒造
岐阜県中津川市 はざま酒造

【恵那山 全3回の③完】

 マンション隣家のUと仲が良い。時々、公衆浴場で一緒になる。わたくし行きつけの近所のP居酒屋を教えたら、わたくしより行く回数が多く、たちまち常連になった。一方、Uの同業者友人Nは、しょっちゅうU宅を訪れ泊まっていく。Nは、公衆浴場でもわたくしと一緒になる。結果、U、N、わたくしは仲良しになり、時々、P居酒屋で飲んでいる。

 そのNからLINEが入った。「仕事で●市に来ており、酒屋をのぞいたら、こんな酒を勧められました」。写真を見ると「恵那山」。なんと、わたくしにとって、初蔵酒だった。なかなか初蔵酒をゲットできないでいる昨今、おもいがけずゲットできるとは。逆上したわたくしは、「ただちにゲットするように」と返信した。

 それから数日後、3人、P居酒屋のカウンターの顔をそろえ、「恵那山 純米吟醸 ひだほまれ」と「恵那山 純米吟醸 山田錦 しぼりたて 無濾過生原酒」の2種類を飲んだ。

「恵那山 純米吟醸 ひだほまれ」の評判が良かったため、気を良くしたNは、新たに「恵那山 澄川 純米大吟醸」を買い、P居酒屋の冷蔵庫に入れておいた。これも飲まなければなるまい。ということで数日後、Nとわたくしとの2人で飲むことにした。たまたま隣席に常連のCがいたので、Cにも飲んでもらうことにした。さて、いただいてみる。 

 N 「甘いね」
 C 「いい香り」
 酒蛙「果実的香味が穏やか。とろみ感あり、甘みが広がる。余韻は辛・苦が少し。酸があまり出てこない。やわらかくて穏やか、まったりとした飲み口だね」

 酒名「恵那山」の由来について、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「恵那山(えなさん)は長野県阿智村と岐阜県中津川市にまたがる、中央アルプスの最南端の標高2,191mの山で、日本百名山及び新・花の百名山に選定されています。日本最古の歴史書である古事記や日本書紀でも『日本武尊(ヤマトタケルノミコト)』が登拝したことが描かれている多くの伝承を持つ霊山として知られています」
「恵那山の伏流水を仕込み水に使うはざま酒造は、その清らかな水のごとく澄んだ酒を目指し、酒の名を『恵那山』としました。名前の使用を恵那神社の宮司に求めると、快諾とともに『恵那山の水にて醸す此の酒を酌みて我が世は楽しかりけり』との歌を拝領しました」。この歌は、瓶の裏ラベルに掲載されている。

 また、裏ラベルには、以下の酒造コンセプトが載っている。「日本中の人々、そして世界中の人々に心から愉しんでもらうために、400年の歴史と伝統を守りながら、はざま酒造は新たな挑戦をつづけてゆきます」。世界を相手にしていることを宣言している。なんと大きなスケール。

 瓶の裏ラベルの表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、使用米 山田錦100%使用、精米歩合40%、アルコール分16度、製造年月30.12」。

 静岡県浜松市の「地酒かたやま」のサイトを見たら、この酒の名がなぜ「澄川」なのか、理由を書いている。興味深いので、その部分を以下に転載する。

「はざま酒造の造り手が、純米蔵として生まれ変わるにあたり 師事し教えを乞うた 山口県萩市にて東洋美人を醸す澄川酒造場の若き天才醸造家 澄川宜史氏の名を冠した 最高峰の1本となります」

酒蛙

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