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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3716】三連星 純米吟醸 山田錦 無濾過生原酒(さんれんせい)【滋賀県】

2019.2.7 22:48
滋賀県甲賀市 美冨久酒造
滋賀県甲賀市 美冨久酒造

【B居酒屋にて 全5回の③】

 ウイークデーの夕方。会社から帰宅後、ふらりとB居酒屋へ。この店は、冷蔵庫に入れている酒の種類数が多い。しかも、時々、入れ替えもしている。だから月に1回、暖簾をくぐることにしている。新しい酒を知ることができ勉強になるし、当連載の取材にもなる。

「東力士 熟露枯 山廃 純米 洞窟貯蔵冷温熟成酒 原酒」「富久福 純米 michiko90 無濾過原酒 火入れ」と飲み進め、3番目に選んだのは「三連星 純米吟醸 山田錦 無濾過生原酒」だった。

「三連星」は過去に1回、「三連星 純米吟醸 無濾過生原酒 渡船6号」(当連載【499】)を飲んだことがある。そのときもそうだったが、今回もラベルの撮影に苦労する。白地に白文字なんて、いったい、どのような意図で、訳の分からないデザインにしたんだろう。ラベルのデザインを変えてもらいたい、とおもっているのは、わたくしだけではないだろう。さて、いただいてみる。

 けっこう華やかな上立ち香。含むと、吟醸香がやさしく広がり、甘旨酸っぱいやわらかな味わいが印象的。味にふくらみがけっこうあり、メロンの香りと、甘旨酸っぱい味わいのバランスが良い。

 瓶の裏ラベルは、「三連星、平成29酒造年度への熱き想い」と題し、以下のような意気込みを述べている。

「三連星11年目。『地酒戦役』において、第二次地球降下作戦も一定の成果を上げ順調に進行中。生原酒の有用性を活用して、地酒の地平に目覚めるか、愛・三連星」。熱い想いは、ビンビン伝わってくるが、文章は観念的に過ぎ、何を言っているのか、さっぱり分からない。一般消費者に分かるように書いていただきたいものだ。

 裏ラベルの表示は「原材料 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合55%、使用米 滋賀県産山田錦100%使用、アルコール分17度、日本酒度+3.9、酸度1.1、仕込み水 鈴鹿山系野洲川伏流水(自家井戸水)、製造年月2018.10」。

 酒名「三連星」の由来について、「三連星 純米吟醸 無濾過生原酒 渡船6号」の瓶の裏ラベルに、以下のように書かれている。

「東海道の宿場町・水口で初代が酒造りを始めて90有余年。滋賀県で復活栽培された酒米『渡船六号』を用い、次期4代目蔵元が企画から仕込みまで携わり、4代目を含む若手蔵人3人で育て上げた思いの詰まったお酒です。当蔵の礎を築いた3代目に敬意を表し、『三連星』と名付けました。当社100周年に向け、多くの皆様にご愛飲いただければと思います」。3代目や蔵人3人に引っ掛けた「三」だったのだ。

酒蛙

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