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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3714】東力士 熟露枯 山廃 純米 洞窟貯蔵冷温熟成酒 原酒(あずまりきし うろこ)【栃木県】

2019.2.5 21:40
栃木県那須烏山市 島崎酒造N
栃木県那須烏山市 島崎酒造N

【B居酒屋にて 全5回の①】

 ウイークデーの夕方。会社から帰宅後、ふらりとB居酒屋へ。この店は、冷蔵庫に入れている酒の種類数が多い。しかも、時々、入れ替えもしている。だから月に1回、暖簾をくぐることにしている。新しい酒を知ることができ勉強になるし、当連載の取材にもなる。

 最初にいただいたのは「東力士 熟露枯 山廃 純米 洞窟貯蔵冷温熟成酒 原酒」だった。「東力士」は今回の酒を含め、当連載でこれまで4種類を取り上げている。今回のお酒はどうか。

 上立ち香は、漬物のような酸っぱいものをおもわせる。含むと、昭和レトロ的熟成感的クラシカル香味ががいっぱい。酸は野太い。旨みたっぷり。とにかく、昭和レトロ的熟成感的クラシカル香味が強い。清酒のオールドファン垂涎の酒だ。余韻は軽い苦みが長く続く。

 この酒は、洞窟貯蔵冷温熟成がウリ。洞窟貯蔵について、蔵のホームページは、以下のように説明している。「第二次世界大戦末期に戦車を製造するために建造された地下工場跡地“洞窟”で、醸造後140日間冷蔵タンクで熟成し、年平均約10℃の洞窟貯蔵庫にて瓶貯蔵で長期熟成させたお酒、それが『洞窟熟成酒』です」。

 また、瓶の裏ラベルは、以下のようにこの酒を紹介している。

「清酒の熟成の進み方は階段をのぼるように規則的に進むのではなくバイオリズムの波のように色と味と香りがそれぞれ別の速度で正弦波が繰り返すように熟成が進行するものと考えます。当蔵のどうくつ熟成酒は過熟にならない温度帯を維持しながらそれに季節による温度変化の波が加わり、更に複雑な熟成の波が形成され、時経とともにまろやかでおちつきのある独自の味わいをつくりあげました。 貯蔵環境 蔵元保有洞窟貯蔵庫、貯蔵方法 瓶貯蔵、貯蔵温度 年平均10℃ 最高気温16℃ 最低温度4℃

 裏ラベルの表示は「原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、アルコール分17度以上18度未満、酸度2、精米歩合65%、日本酒度1.5、酵母AZ-5、仕込開始 H28216日、上槽 H2848日、タンク貯蔵150日、製造年月30.10」。

 この蔵の主銘柄「東力士」の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。「嘉永2年(1849)初代島崎彦兵衛が創業。2代熊吉が現在の烏山に二百余年の歴史を持つ酒造庫を譲り受ける。また熊吉が無類の相撲好きであったことから酒名も『東力士』と名付けられました」

 また、今回の酒名「熟露枯」の由来について、瓶の裏ラベルは「ブランド名『熟露枯』・・・時経による円熟した味わいを伝統ある当蔵の屋号△『うろこ』の響きに表現しました」と説明している。

酒蛙

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