メニュー 閉じる メニュー
文化

文化

日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3705】金鵄盛典 特別純米 無濾過生原酒(きんしせいてん)【兵庫県】

2019.1.27 15:22
兵庫県加古川市 岡田本家
兵庫県加古川市 岡田本家

【H居酒屋にて 全5回の③】

 なじみのH居酒屋の店主から電話がかかってきた。「初蔵酒が2種類入りました。初蔵ではないけど、新しい酒も3本入りました。テイスティングに来てください」。で、おっとり刀で暖簾をくぐった。わたくし、H居酒屋に、一言コメント付きの酒メニューをつくってあげているのだ。「お酒の特徴がよく分かり、注文するときに便利」と、お客さまから大好評とのこと。そのためにはテイスティングをしなければならない。

「清鶴 純米 ひやおろし」「長龍 四季咲 菊花開 純米吟醸 無濾過生原酒 雄町」という、わたくしにとっての初蔵酒のあと、店主が持ってきたのは「金鵄盛典 特別純米 無濾過生原酒」だった。このシリーズは以前、「金鵄盛典 純米吟醸 生原酒」(当連載【2017】)をいただいたことがある。さて、今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 酒蛙「甘い! 甘旨酸っぱい。甘み、旨み、酸がかなり出ている」

 店主「飲みやすい」

 酒蛙「微発泡あり、フレッシュ。香りは抑えており、ほのか。濃醇。濃醇だけど酸が出ているので、バランスが取れている。余韻は辛い」

 店主「辛い、辛い」

 酒蛙「最初に甘みが来て、次に辛みが来るね」

 店主「余韻の辛みが長い」

 酒蛙「そうそう」

 店主「濃いお酒だけど、いいね」

 酒蛙「甘旨酸っぱくてジューシー」

 店主「そうそう。そのジューシーって表現が実に適切。合っている表現だ」

 瓶のラベルの表示は以下の通り。「原材料名 米、米麹(すべて国産米) 兵庫県産 五百万石100%使用、精米歩合60%、日本酒度+5、製造年月30.10

 「盛典」という銘柄名の由来について、蔵のホームページは「創業時の明治維新のご大典にちなんで命名」と説明している。ちなみに「金鵄」は、新明解国語辞典によると「神武天皇御東征の時、弓の先に止まったという金色のトビ」。

酒蛙

関連記事 一覧へ