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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3704】長龍 四季咲 菊花開 純米吟醸 無濾過生原酒 雄町(ちょうりょう しきざき きくかかい)【奈良県】

2019.1.26 22:19
奈良県北葛城郡広陵町 長龍酒造
奈良県北葛城郡広陵町 長龍酒造

【H居酒屋にて 全5回の②】

 なじみのH居酒屋の店主から電話がかかってきた。「初蔵酒が2種類入りました。初蔵ではないけど、新しい酒も3本入りました。テイスティングに来てください」。で、おっとり刀で暖簾をくぐった。わたくし、H居酒屋に、一言コメント付きの酒メニューをつくってあげているのだ。「お酒の特徴がよく分かり、注文するときに便利」と、お客さまから大好評とのこと。そのためにはテイスティングをしなければならない。

 H居酒屋の店主は、わたくしにとっての初蔵酒を探し、店に入れてくれる。わたくしが、全現役蔵の酒を飲むことを目指していることを知っている店主は、これに協力してくれているのだ。ありがたい、感謝感激だ。

「清鶴 純米 ひやおろし」に続いて店主が出してきたのは「長龍 四季咲 菊花開 純米吟醸 無濾過生原酒 雄町」だった。ともにわたくしにとっての初蔵酒。もちろん、見るのも聞くのも初めてのお酒だ。さて、いただいてみる。

 酒蛙「最初の一口目は、甘旨酸っぱい味わい。トレンド的な味わいに感じた。酸が非常にきれいに出て来る。それも前に立つ。中盤から余韻は酸と辛みが支配する」
 店主「辛いっすね。独特な香り。入口が旨い」
 酒蛙「含み香が独特。吟醸香が出ており、フルーティー&ジューシー。果物に例えるならばアプリコットか。味が力強い酒だ」
 店主「強いことは強い。旨みが強い」
 酒蛙「ずいぶん力強い。酸と辛みがあり、旨みたっぷり」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「四季咲〈菊花開〉は、二十四節気『寒露』の次候『菊の花開く』をイメージ。晩秋に気高く咲き誇る菊の花は、蘭・竹・梅に並ぶ四君子のひとつ。1年で最大の収穫期には、軽快な味わいにややコク味を加算し、控えめながらもはっきりした米本来の香りを想わせる幅のある味わいで、自然の恵みを大いに楽しんでいただきたいと思います。和・洋・中を選ばず、どんなお料理にも合わせやすく気軽にお楽しみいただける四季咲です。『えのき茸と春菊の肉巻き』などとの相性をお楽しみください」

 瓶の裏ラベルの表示は「原材料名 米・米こうじ(原料米はすべて国産)、精米歩合55%、使用米 岡山県高島産 雄町100%使用、アルコール分17度以上18度未満、日本酒度+2.0、酸度1.9、チャート やや辛口・やや濃醇」。

 酒名「長龍」の由来について、コトバンクは「創業者・飯田龍作が当地である長柄において酒造りを始めたことにちなみ命名」と説明している。

酒蛙

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