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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【3679】卑弥呼の里 談山 古代米(黒米)酒(ひみこのさと たんざん)【奈良県】

2018.12.31 16:31
奈良県桜井市 西内酒造場
奈良県桜井市 西内酒造場

【S居酒屋にて 全13回の⑦】

 日本酒研究会の遠征場所が開かれ現会員・OB会員合わせて10人が参加した。場所はMうなぎ屋さん。それぞれ9種類の酒を飲み解散。このうちF、SA、わたくしの3人で二次会に繰り出した。場所は、わたくしなじみのS居酒屋。市内繁華街の中心地にある。わたくしは、酒のユニークな品ぞろえが気に入っている。

「太閤 門傳 純米」「東錦 純米 生貯蔵」「東錦 極 大吟醸 生貯蔵」「綿屋 純米大吟醸 雄町」「綿屋 百年酵母 特別純米」「小左衛門 Dessin 米の芯 生酒」と飲み進め、店主が7番目に持ってきたのは「卑弥呼の里 談山 古代米(黒米)酒」だった。

 この蔵の酒は、わたくしにとって初めてだ。S居酒屋の店主は、わたくしにとっての初蔵酒を一生懸命に探してくれているのだ。ありがたい。感謝感激だ。

 さて、このお酒。なんだかラベルがちゃっちくて、いかにもお土産!というオーラを発散させている。でも、古代米を使ってのお土産はもったいないだろうから違うのかな、などとおもいながらいただいてみる。

 SA「酸が最初、グッと来る。そのあと残らない」
 F 「抜けが速い」
 店主「最初は水っぽかった。1年置いたら、角が取れた」(これで「製造年月29.11」の謎が解けた)
 酒蛙「甘みと酸があって、キレが良い。旨みはやや少ないかも」
 SA「そうっすね」

 瓶のラベルの表示は「アルコール分15度以上16度未満、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、使用酵母 オルニチン高い蓄積酵母、製造年月29.11」。

 蔵のホームページはこの酒を以下のように説明している。

「古代米には、赤米、黒米等が有ります。黒米の黒紫色はブルーベリーに多く含まれているアントシアニンによるものです。この黒米を蒸米の一部に使用して日本酒を造りました。今回の平成28酒造年度の製造には、『9号系酵母』を使用致しました。赤ワインを思わす様な、 ほんのり桜色した、やや辛口で美味しいお酒が出来上がりました。香りは、少しハーブっぽく、この美酒をお楽しみ下さい。
第一回 大和さくらいブランドに認定されました。
ぬる燗で抜群!!
【製造者一言メモ】
高品質の紫黒米を使用し、天然色で桜色したお酒を製造致しました。原料米の一部に黒米を使用します。この黒米の洗米を丁寧に手洗いします。あまり洗い過ぎると退色してしまいますし、洗米不足だと糠気が残って雑味が増します。他の仕事に手一杯で、黒米酒のモロミの経過に目を離していると、栄養分の少ないモロミだけに、モロミタンクは、発熱量が多くなってしまいます。その辺りに注意しながら、低温で、じっくりコトコトと醗酵させました。
※『日本酒のボルドーです!!』」

 この蔵の主銘柄は「談山正宗」。その名の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「桜井市の南端に位置する談山神社は大化の改新で有名な藤原鎌足公を御祭神としており、春は桜、秋は紅葉で朱色の神社が見事に映える。当社はこの談山神社のふもとで明治初期より、酒銘『談山正宗』として清酒製造業を営み始めました」

酒蛙

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