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日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【184】町田酒造 特別純米55(まちだしゅぞう)【群馬】

2010.6.18 18:42
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群馬県前橋市 町田酒造店
群馬県前橋市 町田酒造店

【日本酒研究会月例会 全8回の⑧完】

 日本酒研究会の月例会も8番バッターで締めくくり。1種類につき0.5合だから、8種類だと正4合。M居酒屋の店主が最後に繰り出したのが、「町田酒造」だった。

 「なんだ、なんだ、なんだ」。ラベルを見た全員、目が点になる。蔵の名をラベル名にするところはかなり多いが、それに「酒造」までつけるのは、初めて見た。実にインパクトがある。一度見たら、忘れられない。酔眼でも、この名はわたくしの脳みそにしっかりと刻まれた。そういう意味でも、このネーミングは成功しているのだろう。この字にKが反応した。「字がいいですね~。太いメタボ系の字がいいなあ」

 さて、飲んでみる。フルーティーだ。厚みがあり、旨みがある。酸もある。やや甘みも。なめらかなタッチ。そして、一番の特徴は、におい立つ吟醸香。「おっ、すごい吟醸香だあ」。わたくしはおもわず声に出した。

 この酒は「特別純米」を名乗っている。が、55はたぶん精米歩合。この数字だと、純米吟醸を名乗ってもいい。特別純米を名乗っているが、吟醸づくりをしているため、香りが立っているのだろう。

 ところで、町田酒造の杜氏は女性だ。蔵のホームページによると、杜氏の町田恵美さんは、蔵元の3人姉妹の長女として生まれ、大学卒業後、東京でOLをしていたが、25歳のとき、家業を手伝おう、と帰郷。努力を重ねて群馬県初の女性杜氏となり2006年5月、前年のシーズンに仕込んだ大吟醸が、全国新酒鑑評会で金賞を受賞するほど、腕を上げた。全国でも、女性杜氏が誕生してきている。うれしいことである。

 さて、日本酒研究会のメンバーは、M居酒屋でそれぞれ正4合を飲んだあと、いつものパターンであるスナックTに移動。日付変更線を越えても、ハイボールを飲みながら、カラオケ合戦にうつつを抜かした。

■酒蛙がツイッターをやっています。http://twitter.com/sakekaeru

酒蛙

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