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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【461】嘉美心 純米吟醸 生酒 冬の月(かみこころ)【岡山】

2011.4.2 13:19
岡山県浅口市 嘉美心酒造
岡山県浅口市 嘉美心酒造

【日本酒研究会 全5回の①】

 毎月開いている日本酒研究会。大層な名をつけているが、単なる飲み会だ。M居酒屋をホームグラウンドにして飲んでいるが、Fが「こんどはE居酒屋にしましょうよ」と提案してきた。

 聞くところによると、ミニコミ誌を見ていたら、E居酒屋の広告に惹かれたんだとか。うむ、広告効果ってあるんだなあ、と認識を新たに。ところで、このE居酒屋。わたくしが気に入って、何回か暖簾をくぐっている店だ。以前はバーかスナックだった物件を、現ママが借り、居酒屋にしたようだ。が、改装はしていないため、雰囲気はすばり、バーかスナック。カラオケ装置もある。ここで酒を飲ませている、というわけだ。

 トップバッターは「嘉美心 純米吟醸 生酒 冬の月」。冷蔵庫に収まっているこの酒のラベルを見て選択した。このラベルが優れているのかどうかは分からないが、人の心を引き付けることには間違いない。さっきの広告じゃないけど、ラベルも消費者の心に影響を与えるんだなあ、とまたまた認識を新たに。さて、いただいてみる。

 K 「すっきりしているかな?」

 F 「おいしいっす」

 酒蛙「すっきりには感じないなあ。とろりとした、やわらかい感じ。香りを抑えている。コメの旨みがじゅわ~~んとくるよ」

 K 「いいですねぇ~」

 酒蛙「けっこう力強いな。でもやさしい。酸はあまり来ない。辛さもあまりない。甘いというか旨口で、いい感じのお酒だ」

 香りがおもいっきり強いお酒は料理と合わせにくい。フルボディー系はわたくし大好きだが、たくさん飲むには、ちと疲れる。歳がいくと、「嘉美心」のような旨口の酒がほっとする。神経をとがらさず、ゆるゆるの気持ちで飲める。体にやさしくしみこむ。それがいい。でも、このような酒ばかり飲んでいると、時にはやんちゃな酒や、骨太の酒も飲みたくなるんだろうな。だから、酒は、さまざまバラエティーに富んだ飲み口の酒があるんだな。当たり前のことを、埒もなくおもう。

酒蛙