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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【616】鍋島 中汲み無濾過 純米吟醸(なべしま)【佐賀】

2011.10.13 22:35
佐賀県鹿島市 富久千代酒造
佐賀県鹿島市 富久千代酒造

【日本酒研究会月例会 全8回の⑧完】

 H居酒屋の店主をゲストに迎えての、日本酒研究会月例会。一次会は、M居酒屋で6種類の酒を飲み、6番目の酒は「鍋島 愛山純米」だった。そして歩いてT居酒屋に移動、ここで二次会を開いた。

 T居酒屋ではまず「鍋島 大吟醸」を飲む。前の店から続いての「鍋島」2連発。そして次に「鍋島 生もと 純米 雄町」を注文、「鍋島」3連発。そしてさらに次は、「鍋島 中汲み無濾過 純米吟醸」。これで、「鍋島」4連発だ。一晩で、「鍋島」をきちんと4種類飲んだのは、これが初めてだ。いただいてみる。

 酒蛙「甘みが立つ。旨みが立つ。とろりとしている。濃醇。旨いっ! 濃い! 甘い! 芳醇な香り。キレる。余韻は苦味。これは旨い」

 S 「これは旨いっすね」

 分厚いコクで重いタッチだが、酸がありキレが良いため、重さをあまり感じさせず、絶妙なバランス。わたくしが「鍋島」に持っているイメージを最も具現化しているように感じた(あくまでも、わたくしの個人的な印象。じっさいは違うかもしれない)。

 せんだって、T居酒屋で「紀土」を飲んだとき、たまたまカウンターの隣りに座ったのがI居酒屋の若旦那。今回、その若旦那がまたしても隣りに座ったため、まったくもって仰天だ。この「紀土」を卸したのがI酒店。そのときは、若旦那と「紀土」について、あれこれ意見を交わしたものだった。I酒店は、わたくしが家飲み用の晩酌酒を買う店だから、若旦那とはなじみ。彼は、利き酒師の資格を持っている。そのとき若旦那は「鍋島を飲んでみなよ」と薦めたものだった。

 今回、わたくしがT居酒屋で「鍋島」を3連発で飲み、「うめぇ~、うめぇ~」とヤギモード化したのを見て、隣席の若旦那は「そうだろ、そうだろ、鍋島は旨いんだ」と至極満足そうな表情をみせた。

 M居酒屋で6種類、T居酒屋で3種類。計、正4.5合ずつ飲んだ、この月の日本酒研究会は、やっと終わった。わたくしを含めた会員3人はこのあと帰ったが、ゲストに迎え一緒に飲んだH居酒屋の店主は、このあと、自転車に乗ってさらに1人で別の居酒屋に飲みに行ったというから、ほとんど化け物だ。

酒蛙