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文化

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日本酒津々浦々

日本全国津々浦々のさまざまな日本酒のコラムです。

【893】お福正宗 純米吟醸 生酒(おふくまさむね)【新潟】

2012.9.21 22:22
新潟県長岡市 お福酒造
新潟県長岡市 お福酒造

【水無月会月例会 全6回の⑤】

 年齢不詳、職業不詳、氏名曖昧、会員名簿無し、分かるのは性別だけ、という水無月会。酒好き人が月1回、Y居酒屋に集い、あれこれ勝手なことを言い合う、超異業種間交流。会員名簿が無いのに必ず5~10人が毎月集まる。欠かさず月例会を開き続け、早くも4年目に突入している。今回は、過去最多タイの11人が参加した。

 「白瀑 ブルーハワイ」「幻の瀧 純米吟醸 無濾過生原酒」「たかちよ 豊醇無盡 しぼりたて生原酒 限定扁平精米おりがらみ」「美濃菊 純米吟醸 冷酒」と飲み進め、5番目に登場したのは「お福正宗 純米吟醸 生酒」だった。

 「お福正宗」は、わたくしにとって初めて目にするお酒だったが、わたくしは「お福」に反応した。1989年の1年間、NHKで放送された第27作目の大河ドラマ「春日局」(かすがのつぼね)。主演は大原麗子。春日局は「お福」といった。わたくしは別に大原麗子のファンではないが、この「春日局」を欠かさず毎回見た。面白かったからである。以来、大原麗子=お福という結びつきが、わたくしの頭の中にある。だから、この酒のラベルを見たとき、すぐ「春日局」を連想した、というわけだ。余談が過ぎた。さて、お酒である。

 酒蛙「旨いっ! 酸がある」

 男性Kさん「これは飲みやすい」

 酒蛙「これはいい。後味に苦みがある。なめらかなタッチだ」

 女性Aさん「主張しない一般人って感じのお酒だわ」

 男性Kさん「味がありますね」

 酒蛙「やわらかな旨みがあるが、さらり、すっきりした飲み口。酸が立つ。吟醸だけど香りは抑えられている。上品なイメージのお酒。食中酒に向いているお酒だ」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。「このお酒は、越後長岡東山山系の自然清水により醸した純米吟醸生酒です。上品で清楚な吟醸香と、米本来のやわらかなコク、生酒らしい、新鮮な味わいが特徴です。冷やしてお召し上がり下さい」

 また、蔵のホームページは、この酒を「上品な香りと口中やわらかで流れるような喉越しの夏季限定生酒です」と紹介している。このお酒は夏酒の位置づけだったのだ。

 瓶のラベルによると、精米歩合は55%。しかし、ラベルでは「原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)」とあるだけで、使用米の品種を明らかにしていない。また、ホームページでも、使用米の品種は明らかにしていないのは残念だ。

酒蛙